162 2016プレイオフ予想 [Jan 5-20, 2017]

WILDCARD WEEKEND

Week17の最後のゲーム、パッカーズ@DETは、それまでの結果で地区優勝orワイルドカードが決まっていたので、両チームともあまり緊張感・切迫感がなかった。他にもDAL、PIT、SEAいずれもプレイオフが決まっていたので、わざわざ推した割にはだらしない試合で残念。来年はこういうことのないよう気を付けます。

予想した中では、DENだけが気合いの入ったゲームだったが、これはキュビアックの最後の試合ということがあったようだ。強豪チームだけに後任が注目されるが、第一感はウェイド・フィリップスで、ついでにロモを獲得したら相当おもしろい(ロモの売り出した当時、ダラスのHCはフィリップス)。サラリー・キャップが余っていればの話だが。

レギュラーシーズンの予想成績は43勝38敗4引分け。2006年シーズンの48勝には届かなかったが、2年連続の勝ち越しとなった。それでも、2回のパーフェクトがあるのにこの成績では、それ以外の週は負け越しということで反省しなくてはならない。

昨シーズンはワイルドカード勢が全勝したWildcard Weekend。今年はすべてのカードでホームチーム(地区優勝チーム)がFavoriteとなっている。

AFC  Saturday
オークランド・レイダース(ワイルドカード・12勝4敗)
Oヒューストン・テキサンズ(南優勝・9勝7敗) -3

Week11にメキシコで対決している両者、その時は27-20でレイダースが勝っているが、第4Q逆転勝ちしたのはカーがいたからで、今回はさすがにそういう訳にはいかないだろう。

テキサンズは平均得点17.4より平均失点20.5が多いにもかかわらず、Week16で2年連続地区優勝を決めたのは、チーム作りが軌道に乗っているということ。特にホームゲームで7勝1敗、地区内5勝1敗というのは強みで、2012シーズン以来のプレイオフ勝利を目指す。

レイダースはカーが欠場してしまっては、ブロンコスに完敗したのも仕方がない。地区優勝・1回戦bye目前からワイルドカードになってしまい、デルリオも目の前が真っ暗というところだろう。Week17ではマグロインも負傷していたが、果たしてどうなるか。

NFC  Saturday
デトロイト・ライオンズ(ワイルドカード・9勝7敗)
Oシアトル・シーホークス(西優勝・10勝5敗1分け) -8

ともに終盤戦ではだらしないゲームが続き、どちらも推したくないというのが本当のところ。どちらかというと3連敗で地区優勝を逃し、接戦に強かったのにあっさり土俵を割ったライオンズに不安要素が多い。

シーホークスはかつてのようなホームゲームの圧倒的な強さはなくなったような気がするが、それでも今シーズンは地区優勝を決めた後のARZ戦の1敗のみで、ファルコンズ、パンサーズ、ドルフィンズあたりにはきっちり勝っている。ウィルソンはポケットを出るときちんと投げれているようだが、問題はベストメンバーが組めないディフェンス。

ライオンズはカルビン・ジョンソン引退後の初シーズンでプレイオフに残れたのは上出来だが、最後の3連敗は痛かった。でも、よくみるとプレイオフ進出チームに対しては5戦5敗だから、相手にも恵まれた9勝だったということ。シーホークスの現状のセカンダリーは攻略可能だが、プレイオフではランが出せないとなかなか苦しい。

AFC  Sunday
Oマイアミ・ドルフィンズ(ワイルドカード・10勝6敗)
ピッツバーグ・スティーラーズ(北優勝・11勝5敗) -10

Week6でドルフィンズが30-15で勝っている。あの試合でもPIT-7.5という大きなハンデにもかかわらず、ロスリスバーガーがINT連発、ベルもアントニオ・ブラウンも不発で、ドルフィンズか快勝している。

にもかかわらず、またもやPITが圧倒的Favoriteである。確かに、主力3人をベンチに温存しても勝って(相手がCLEだが)7連勝、プレイオフに向けて視界は良好だが、かつての「スティール・カーテン」鉄壁のディフェンスがやや後退していて、オフェンスのチームとなっている点がプレイオフ向けといえるかどうか。ただ、ハンデが大きすぎる点を除けば、有利は有利だ。

ドルフィンズはワイルドキャットの年(というよりも、ブレイディが休んだ年)以来のプレイオフ。あの時と同様、注目はランで、アジャイはWeek6に200ヤード走っている。シーズン中にも書いたが問題はディフェンスで、マリオ・ウイリアムスとエンダムカン・スーがいるのに、1試合23.8点、140ヤードのランを許している点は気がかり。それでもハンデが大きすぎるので。

NFC  Sunday
Oニューヨーク・ジャイアンツ(ワイルドカード・11勝5敗)
グリーンベイ・パッカーズ(北優勝・10勝6敗) -4

Week5に23-16でパッカーズが勝っているが、当時はジャイアンツが連敗中で、シーズン終わってみるとジャイアンツの勝ち星の方が多いのだから、いい勝負。

今シーズンのジャイアンツで最大のセールスポイントは、カウボーイズの強力オフェンス相手に2度勝っているディフェンス。いまのパッカーズはランの脅威がそれほどないので、守りやすいことは守りやすい。ここを勝って3たびカウボーイズ戦となると面白い。問題は十年一日のようなマニング弟のインターセプト癖。

パッカーズはシーズン終盤、しり上がりに調子を上げて地区優勝。得意のランボーフィールド厳寒の戦いに持ち込んだ。ただ、2011年シーズンのディヴィジョナル・プレイオフ、ランボーフィールドで20-37でジャイアンツに敗れた時も、オッズは-8.5と圧倒的なFavoriteだった。この時もジャイアンツはワイルドカードからで、結局スーパーボウルまで制したのである。

[Jan 5, 2017]

DIVISIONAL PLAYOFF

ワイルドカード・プレイオフはホームチームがすべて勝って、ディヴィジョナル・プレイオフに進出したのは地区優勝の4チームずつということになった。これは2011年シーズン以来5年ぶりのことで、その2011年のディヴィジョナルはホームチームの3勝1敗、アウェイで勝ったのはそのままスーパーボウルを勝つNYジャイアンツだけだった。

先週は主戦QBを故障で欠くチームが多く、差が開いて途中から面白くないゲームもあったが、今週は白熱したプレイオフらしい勝負を期待したい。私の印象では、チャンピオンシップよりもディヴィジョナル・プレイオフに名勝負が多いような気がする(2005年のスティーラーズ@コルツとか)。今年は4試合いずれもレギュラーシーズンで一度戦っているのが面白い。

NFC Saturday
シアトル・シーホークス(西優勝)
Oアトランタ・ファルコンズ(南優勝) -4.5

ファルコンズが第2シードでプレイオフに残った。ファルコンズはプレイオフで勝てないチームというイメージがあり、2004年にヴィックで、2012年にマット・ライアンでチャンピオンシップで負け、スーパーボウルには進めなかった。ロングパスを多用するオフェンスは破壊力はあるものの安定味は今一つだが、いまのシーホークスにはアール・トーマスがいないので有利だ。

先週のシーホークスはランもパスもシーズン以上の出来だったが、シーズン終盤ディフェンスが崩壊したライオンズ相手である。もちろんファルコンズのディフェンスも大したことはないが、点の取り合いになったらいまのウィルソンではちょっと厳しい。Week6にホームで26-24で勝っているが、今度は敵地だ。

AFC Saturday
ヒューストン・テキサンズ(西優勝)
Oニューイングランド・ペイトリオッツ(東優勝) -16

ブレイディの4試合出場停止があったのに、終わってみれば第1シードのペイトリオッツ。プレイオフ最初の相手テキサンズは、Week3、ブレイディ抜きで27-0で勝っている。今度はブレイデイがいて、しかも先週はバイウィーク。プレイオフでは聞いたことのない-16というハンデだけが不安要素。

テキサンズはもともとオスワイラーが主戦なので、先週のレイダース戦、お互いにQB故障とはいえダメージの大きさが違った。とはいえ、頼りにならないことには変わりなく、よほどディフェンスががんばらないと大差をつけられることになりそうだ。先週の現地実況では、オブライエン、ロメオ・クレネル、グレイヴルのコーチ陣は、冬のフォックスボローがなつかしいだろうと言っていた。

AFC Sunday
ピッツバーグ・スティーラーズ(北優勝)
Oカンザスシティ・チーフス(西優勝) -1.5

今週のゲームの中では、最も接近したオッズとなっている一戦。

第2シードのチーフスは最終週に逆転地区優勝を決めたが、Week4スティーラーズに14-43、第1Qに22点取られて大敗している。20点以上取ったゲームはすべて勝ちで、18点取れなかったゲームをすべて負けているように、ツボにはまらないとホームもアウェイも関係なくもろい。ディフェンスがスティーラーズの攻撃をどれだけしのげるかがポイント。

スティーラーズはWeek17に休ませたロスリスバーガー、ベル、アントニオ・ブラウンがそれぞれ大活躍してドルフィンズにWeek6の借りを返した。これで8連勝とシーズン終盤に調子を上げてきたのはさすが。とはいえ、ロスリスバーガーに軽率なパスがいくつかあり、2つのインターセプトを献上した点は気がかり。どちらかいうとチーフスの方がプレイオフ向きではある。

NFC Sunday
グリーンベイ・パッカーズ(北優勝)
Oダラス・カウボーイズ(東優勝) -4

Week6にランボーフィールドで戦って、カウボーイズが30-16で勝っている。当時パッカーズはたいへん調子が悪い時期で、攻守ともに精彩がなかった。シーズン終盤に6連勝で地区優勝、ジャイアンツに勝って7連勝とパッカーズの調子は上がっているが、それでもWeek16のゲームをみる限りカウボーイズの強力オフェンスに対するのは容易ではない。

カウボーイズは2週にわたって主力を休ませ、万全の態勢でプレイオフ初戦に臨む。カウボーイズも近年なかなかプレイオフに勝てないチームで、その発端はロモがホールドをミスして負けた2006年のプレイオフだったと思うので、心機一転、プレスコットとエリオットでプレイオフ勝利をめざしたい。相性のよくないジャイアンツが負けてくれたのは、少し安心したのではないか。

[Jan 13, 2017]

CONFERENCE CHAMPIONSHIP

G+のディヴィジョナル・プレイオフ中継では、実況・有馬、解説・村田のGAORAコンビが久々に復活、安心して日本語放送を聴くことができた。どうやら、日テレアナウンサーが出にくい時間帯のライブ放送には近藤、有馬、河口正史といったところが起用されているようなので、チャンピオンシップも期待しよう。トランプ新大統領が、日本人もNFLを見ろと強権発動しないかなあ。

ディヴィジョナルは初日がホームチームの楽勝、2日目が接戦でアウェイチームが勝った。開始時刻の変更でスティーラーズ@KCのゲームが見れてない(1/17時点)のが残念だが、パッカーズ@ダラスのゲームは今季プレイオフの決定版ともいえる名勝負だった。私が思うに、ダラスが最後に40秒残したのが敗因で、ギャレットもリネハンもプレスコットも老獪さが足りなかった。

2011年シーズン以来、6年連続してチャンピオンシップに駒を進めたペイトリオッツ。まさに王朝Dynastyの名にふさわしく、この記録は当分破られないだろう。ディヴィジョナルのブレイディは2つのインターセプトを喫したが、最初の一つはフロイドとの呼吸が合わなかったためだし、次のはインターセプトされた後のディフェンスを練習しているのかと思った。

NFC Championship
 グリーンベイ・パッカーズ(北地区優勝)
Oアトランタ・ファルコンズ(南地区優勝) -4

ファルコンズのディヴィジョナルは、ウィルソンがオフェンスラインに足を踏まれてセイフティの時点で、ほぼ趨勢が決した。とはいえ、アール・トーマスがいないセカンダリーということと、ダン・クインHCがシーホークスのディフェンスを知り尽くしている点が大きかった。ダラスには勝てないと思っていたが、グリーンベイ相手のホームなら勝機十分。

4勝6敗スタートから8連勝でチャンピオンシップに残ったパッカーズ。ディヴィジョナルはロジャースが今季一番の出来で、絶好調カウボーイズを振り切った。とはいえ、勝ち進む中で次々とレシーバーが負傷しているのが気がかりで、ランがもう少し出ないことには一発勝負のプレイオフでは苦しいのではないか。

AFC Championship
Oピッツバーグ・スティーラーズ(北地区優勝)
 ニューイングランド・ペイトリオッツ(東地区優勝) -6

ともに強豪チームながら、プレイオフで当たるのは2004年ロスリスバーガーがルーキーの年以来である。その時はペイトリオッツが勝ってそのままスーパーボウルを制している。2004年以来10戦はペイトリオッツの7勝3敗。今年もWeek7にハインツフィールドでペイトリオッツが27-16で勝っているが、この試合はロスリスバーガーが欠場していたので参考にはならない。

4勝5敗スタートから9連勝でここまで来たスティーラーズ。パッカーズ同様序盤戦の不振から巻き返した。とはいえ、スティーラーズの場合はオフェンス主力の欠場が響いていたので、ここへきての上昇度には注目すべきだ。ハンデは+3程度だと思ったら意外と大きかったが、ここは12年前の借りを返すチャンス。

終わってみればテキサンズに3ポゼッションの差をつけたペイトリオッツ。ブレイディはいろいろ試していたけれど、信用できるレシーバーはエデルマンしかいなかったようだ。スティーラーズオフェンスをゲーム通して抑えるのは至難の技で、グロンコウスキーのいないいまのペイトリオッツにキャッチアップができるかというと、ハンデほどの強みは感じられない。

[Jan 20, 2017]゜

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