171 2017プレイオフ予想 [Jan 4-19, 2018]

WILDCARD WEEKEND

Week17は土壇場でG+の中継がなくなってしまい、DAZNも年末で休止してしまったのでCBS SportsのWEBを見ながらLive気分を味わっていた。これは予定調和だなあと思っていた第4Qラスト2ミニッツで、まずTBがNOを逆転。これはシード順が違っただけで済んだが、今度はCINが4thダウンギャンブルでBALを再逆転、プレイオフに出て来るメンバーが替わってしまった。

4チームが9勝7敗で並んだ結果、まずカンファレンス内成績でTENが抜け出しLACが脱落、次のタイブレイクは勝った相手の勝率で、ここでBUFがBALを上回った。BALの弱みは9勝中2勝が全敗のCLEというところで、まさかこんなところで効いてくるとはハーボーも思わなかっただろう。

レギュラーシーズンの予想成績は31勝47敗7引分けと、2006年から始めたWEB予想の中では最悪の成績となってしまった。原因はおそらく、GAORAが中継せずG+も2試合しかやらなかったため、情報の絶対量が足りなかったのである。来季はこんなことがないようがんばります。

AFC Saturday
テネシー・タイタンズ(9-7)
Oカンザスシティ・チーフス(10-6) – 8

第5シードに残ったタイタンズだが、最終戦はすでにプレイオフが決まっているジャガーズだった。そして、9勝中プレイオフに残った相手の勝利はジャガーズだけで、第6シードのビルズが勝っているKC、ATLと比べると見劣りする。マリオタは13TD15INTと伸び悩み、強調できるとすればラン喪失平均88ヤードというルボーのディフェンスくらい。ちょっと荷が重いか。

チーフスは開幕から好ダッシュ、中盤連敗し終盤戦でOAK、LACとの直接対決を制してなんとか地区優勝した。開幕2戦で破った相手が両カンファレンスの第1シードだから、強いことは間違いない。ディフェンスのスタッツはNE並みに良くないが、要所でターンオーバーを奪うことができる。RBハントはリーディングラッシャーで、QBスミスは相変わらずミスが少ない。

NFC Saturday
アトランタ・ファルコンズ(10-6)
Oロサンゼルス・ラムズ(11-5) – 6

今年はビルズ、ジャガーズなど久々のプレイオフ組が目立つが、ラムズも2004年以来となる。平均得点は31.0点でリーグトップ。これはゴフがブレイクしたこと、ガーリーのランが安定していること、キッキングゲームで優位にあること等の要因が寄与している。先週主力を休ませたのは今週に備えて当然の決断で、31歳HCマクベイのお手並み拝見。

ファルコンズは結果的には負けてもプレイオフだったが、先週のMust Winのゲームは手堅いゲームを見せた。オフェンスに昨年の破壊力がないのはたいへん気になるが、ディフェンスがプレイオフモードに入り気合いが入っていた。アウトドアでも暖かいLAなら大丈夫だろうが、心配はまたもやケガ人が出てしまったことで、フリオ・ジョーンズが大爆発しないと厳しそうだ。

AFC Sunday
Oバッファロー・ビルズ(9-7)
ジャクソンビル・ジャガーズ(10-6) – 7.5

ビルズが1999年以来のプレイオフに滑り込んだ。CINの逆転がなければもちろん次点でシーズン終了だったので、試合終了後のロッカールームは大騒ぎだったろう。シーズン途中にQBテイラーを引っ込めるなどオフェンスは安定しなかったが、持ち味はレスリー・フレイジャーDCのディフェンス。NE、NO、LACの4戦を除く平均失点は16.0点とトップクラスだ。

ジャガーズも2007年以来久々のプレイオフ。今シーズンはボートルズがブレイクしたのと、こちらもディフェンスが堅く平均失点は16.8点。ロースコアゲームが必至で、マッコイとファーネットのラン、ディフェンスのがんばりが勝敗のカギとなる。とはいえ、ここまで16戦のスケジュールのきつさ(ゆるさ)からみて、ジャガーズをそこまで強く推せないような気がする。

NFC Sunday
キャロライナ・パンサーズ(11-5)
Oニューオーリンズ・セインツ(11-5) – 6.5

同地区なので、これが今シーズン3回目の対決となる。34-13、31-21といずれも大差でセインツが勝っているが、注目すべきはパンサーズが30点以上取られているのはこの2ゲームだけということである。ニュートンは先週のATL戦を見ても、調子に波がありすぎてどちらに転ぶか分からない。計算できるはずのディフェンスでセインツを苦手にしているようなのがマイナス。

そのセインツも、ブリーズに往年の冴えがなく、ショーン・ペイトンも太り過ぎで、今季よかったのはルーキーRBカマラと若いディフェンス陣である。ただ、ホームではペイトリオッツ戦を除いて7勝、うち6勝が10点差以上つけている。相手が絶好調のニュートンなら分からないが、現状そこまででないと思うのでここはセインツ乗り。

[Jan 4, 2018]

DIVISIONAL PLAYOFF

Wildcardは接戦が続き、結果的にみるとUnderdogを買っていればすべて的中という4試合だった。ガーリーやハント、フォーセットなど経験の浅いRBがレギュラーシーズンの力を出せなかった(ハントの場合プレイコールの問題もあるにせよ)のに対し、ライアンやブリーズといった経験豊富なQBがきっちりゲームメイクしていたのが印象に残った。

今週はDivisional。昔よく甲子園で準々決勝がいちばんおもしろいと言われたが、NFL版の準々決勝、ベスト8の激突である。かつてのPIT at IND、昨年のGB at DALなど記憶に残るUpsetが起こったのも今週であった。

なぜか両地区ともFirst Round Byeのシード組対南地区の2チームで、東地区とワイルドカード、北地区と南地区という組み合わせまで同じ。違うのは、AFCがシード組のベテランQBvs勝ち上がりの若手QBで、NFCがその逆という点である。

NFC Saturday
アトランタ・ファルコンズ(ワイルドカード) – 3
Oフィラデルフィア・イーグルス(東地区優勝)

もう13年前になる2004年シーズンのプレイオフ、全盛期のマクナブvs全盛期のヴィックでチャンピオンシップを戦った組み合わせである。あの時も、ファルコンズはラムズに大差勝ちして勝ち進んだものの、イーグルスに敗れてスーパーボウル進出はならなかった。

ファルコンズの勢いは確かにすばらしいが、Favoriteに推されるほど優勢かというとそうでもないように思う。ランを丁寧に出してフリオ・ジョーンズすら短いパスで使うという手堅い作戦がここ2戦続いているが、逆に相手チームにとって脅威が少ないという側面がある。先週西部に遠征して今週東部、続けて室外スタジアムというコンディション面もプラスではない。

イーグルスはウェンツの故障で得点力が激減しているが、プレイオフは1点差でも勝つことがすべてなので、地上戦は悪い選択肢ではないように思う。ブラントもアジャイもAFC東地区でプレイして冬の室外は慣れているし、フォールズはプレイオフの経験もある。ディフェンスは優位にあるので、先週のラムズ同様ライン戦は有利に進められるはずだ。

AFC Saturday
テネシー・タイタンズ(ワイルドカード)
Oニューイングランド・ペイトリオッツ(東地区優勝) – 13.5

ペイトリオッツがプレイオフで南地区のチームと戦うと、大差で勝つことが多い。かつてのコルツもそうだしテキサンズもそうだ。これはペイトリオッツが強いということもあるけれども、南地区のチームにとって東海岸のアウトドアのゲームは厳しいということでもある。

タイタンズが勝たないまでも接戦に持ち込めるケースはないかどうか考えてみたけれども、マリオタが神がかり的にツイていたということ以外にはなかなか考え付かない。先週のチーフス戦も、3-21から逆転できたのはチーフスのプレイコールがぎこちなかったことと、ボールがマリオタに向かって飛んできたツキによるもので、ペイトリオッツとベリチック相手では厳しかろう。

ペイトリオッツも絶対かというとそうでもない。有馬さんがブレイディは冬場の堅いボールが苦手で、コントロールがうまくないから空気を抜いたと話していたが、もう40歳、そうした要素があっておかしくない。11月以降のゲームでINTが多くなっているので、DCルボーがそこに付け込めるかどうか。とはいえ、やはりジレットスタジアムではペイトリオッツだろう。

AFC Sunday
ジャクソンビル・ジャガーズ(南地区優勝)
Oピッツバーグ・スティーラーズ(北地区優勝)- 7

先週のビルズ戦をみると、ジャガーズが勝てる展開というのがどうしても想定できないのだが、その割にハンデが小さい。これはWeek 5、場所も同じハインツ・フィールドでジャガーズが30-9で勝っているからである。

Week5のスティーラーズは、ロスリスバーガーが5INT、2つのリターンタッチダウンを献上してゲームをぶちこわしてしまった。その後のゲームを見ると、調子をくずしているとかそういうことではなくて、思ったように得点できないのであせったという精神的なもののようだ。アントニオ・ブラウンもリフレッシュして、ここは借りを返しそうだ。

ジャガーズはWeek5同様、ベルのランを最小限に止めてロスリスバーガーのミスを誘う展開を狙いたいが、先週のボートルズをみていると、ディフェンスが抑えていてもオフェンスが機能しないおそれが大。タイタンズ同様、南地区のチームが寒い室外で戦うのも有利ではない。

NFC Sunday
Oニューオーリンズ・セインツ(南地区優勝)
ミネソタ・ヴァイキングス(北地区優勝) – 4

セインツvsヴァイキングスのプレイオフといえば、思い出すのは2009年シーズンのチャンピオンシップ。28-28でオーバータイムとなり、コイントスで勝ったセインツがFGを決めてスーパーボウルに進んだ。この試合が契機となってOTのルール改正が行われることとなったのである。当時のQBはセインツが今と同じくブリーズ、ヴァイキングスは移籍してきたファーヴだった。

ヴァイキングスはこのまま勝ち進めば、ホームでスーパーボウルという千載一遇のチャンスである。もしイーグルスが相手だと次は冬の室外という厳しい条件になるが、ファルコンズが勝てばこのままずっとホームで戦える。自慢はディフェンスだが、後半戦できつい相手と戦っていないのが気がかりだ。キーナムは新人ではないものの、経験が浅いのは確か。

セインツは開幕戦19-29で敗れているが、当時は調整途上であり、APをどう使うかなど不安定な要素もあった。Wildcardでボートルズやテイラー、マリオタ、ゴフあたりのQBを見た後では、やっぱりブリーズは違うと思わざるを得なかった。今回もランは難しいだろうが、WRトーマスとテッド・ギンの新旧Ohio Stateコンビが先週のように活躍すると面白い。幸い、インドアだ。

[Jan 12, 2018]

CONFERENCE CHAMPIONSHIP

Wildcardではマリオタの自分で自分にTDパスという珍プレイが飛び出したが、Divisonalではヴァイキングスのラストプレイの逆転TDが衝撃的だった。あのプレイはセインツのSウィリアムスがインバウンズでタックルすれば、タイムアウトが残っていなかったのだからfinalになっていたと思われるのに、ヒットしに行って空振り、そのまま独走させて逆転TDを許してしまった。

ああいうゲームをみると、スティーラーズの土俵の割り方はあっさりしすぎていた。残り1分でFGからオンサイドキックも可能だったし、2ミニッツ前のオンサイドは別に深く蹴ってもよかった(ドライブ更新されればいずれにせよ負け。3点取られなければ最後に同点だった)。そもそも前半レッドゾーンでの4thダウンギャンブルをFGにしておけば勝敗は逆だったかもしれない。

しかしMINのゲーム、最終ハンデが- 5.5なのにPATしなくていいのだろうか。MINのP/Sに賭けた客が怒り狂いそうな気がするが。

AFC Championship
Oジャクソンビル・ジャガーズ(南地区優勝)
ニューイングランド・ペイトリオッツ(東地区優勝) – 9

大きなハンデが付いているが、レギュラーシーズンにおける両チームの実績には大きな差がある。ジャガーズの10勝のうち半分は、ラックのいないコルツ、ワトソンのいないテキサンズ、全敗のブラウンズからあげたもので、プレイオフに残ったチームに勝ったのはPITだけである。そのスティーラーズに勝ってチャンピオンシップに駒を進めてきた。

一方のペイトリオッツは13勝。プレイオフ組ではビルズに2勝、スティーラーズ、ファルコンズ、セインツに勝ち、ワトソンのいたテキサンズにも勝っている。プレイオフに残ったチームでは、レギュラーシーズンに負けたKCとCAR、大苦戦したPIT、昨年の相手ATLが強敵と思われたが、すべて先週までに敗れてスーパーボウル連覇への道が開けてきた。

こうしたことを考慮するとペイトリオッツ有利は動かないという気もするけれども、私が気になるのは、ペイトリオッツはトム・コフリンのチームに番狂わせを起こされるということである。10年前の2007年シーズン、レギュラーシーズン全勝で臨んだスーパーボウルで圧倒的Favoriteなのに敗れた。その時のジャイアンツ同様、ジャガーズはディフェンスのチームである。

そのジャガーズ。ディフェンスのスタッツがいいのはレギュラーシーズンの相手が弱かったからだと思っていて、Divisionalでは案の定42点取られたのに45点取って振り切った。ビルズ相手に10点しか取れないチームとどっちが本物かということだが、今週は点の取り合いにはしたくないところ。ディフェンスが奮起して、ブレイディが苦戦するパターンに持ち込みたい。

NFC Championship
ミネソタ・ヴァイキングス(北地区優勝)- 3.5
Oフィラデルィア・イーグルス(東地区優勝)

1st Round Byeの両チームが順当に勝ち上がったとはとてもいえないDivisionalのゲームだった。イーグルスはレッドゾーンでのフリオ・ジョーンズのキャッチミス(今季よくあるケース)に救われたし、ヴァイキングスはラストプレイで逆転TDを決めた。結果的に開幕時セカンドQBだった両者の戦い、しかもこの二人は2015年に同じラムズに在籍している。

2015年当時、開幕スターターはニック・フォールズであり、フォールズの故障でキーナムが繰り上がった。今年はブラッドフォードが開幕直後に故障してキーナムが繰り上がり、プレイオフ寸前でウェンツが故障してフォールズが繰り上がった。現状どちらが上ともいえないような状況である。

私が気になるのは、Divisioalでのヴァイキングスがやたらキーナムにパスを投げさせていたことである。その結果ブリーズに時間を与えて、前半で大量リードしていたにもかかわらず逆転されたし、その原因の一つがキーナムのINTであった。またぞろキーナムに40回もパスを投げさせればどこかでボロが出るのは避けられず、Favoriteは評価しすぎだと思っている。

一方のイーグルス。ホームなのにほとんどオフェンスが進まず、Divisionalでは最もぱっとしない勝ち方だったが、Wildcardで最もぱっとしない勝ち方のジャガーズがDivisioalでは派手に勝っている。先週も書いたようにイーグルスは地上戦で行く方がいいと思っているが、フォールズも何試合かこなしてゲームに慣れてきた。ただし、先週のようにターンオーバーを量産したらダメだ。

[Jan 19, 2018]

カテゴリーNFL