128 グレンフィディックとレイヴンズ [Jan 22,2020] ~せいうち日記128

年が明けて久しぶりに買い出しに行った。千葉ニューのBig Houseは金曜日がヨーグルトの日で、他のスーパーだと130円以上するブルガリアヨーグルトが100円そこそこで買える。だから、4個も5個もまとめ買いするのは、うちだけではない。

そうしたら、奥さんから、「パートでボーナスが出たから、5000円以内でお酒買ってあげるよ」といううれしいお言葉。年金暮らしは余裕がないので、買ってもらえるというのはたいへんありがたいことである。

普段飲むという観点からいうと、端麗生をケースでというのが最も効用が高いのかもしれないが、それでは芸がない。少し考えて、グレンフィディックを買ってもらうことにした。値段は端麗生24本ケースと同じくらいである。

ウィスキーにはあまり深入りしなかったのだが、シングルモルトのグレンフィディックはよく飲んだ。シングルモルトの対義語はブレンドである、というのはレモンハートを読んで知った。

ブレンドはブレンドのよさがあるのだが、シングルモルトのフィディックはたいへんキレがあって、さわやかな味わいがある。昔はプラスチックの栓ではなかったし、ロゴも微妙に違っているように思うが、三角形のデザインは昔と同じである。

グレンフィディックを飲むのは、かれこれ20年以上ぶりである。ということは、21世紀に入ってから初めてということになる。あと20年経ったら、グレンフィディックを飲むどころか生きているかどうかも分からない。そう思うと何だか妙な気分である。

そして、日本時間12日の午前中であるが、Superbowl不動の本命とみられていたレイヴンスが、ワイルドカードでぎりぎり滑り込んだタイタンズに敗れるという大番狂わせがあった。

NFLを見ない人には何のことだか分からないだろうけれど、レイヴンスはレギュラーシーズン後半に12連勝、それも大差勝ちの連続でプレイオフに臨んでいた。QBラマー・ジャクソンが30点40点楽に取って、ゲーム終盤で主力を引っ込めてしまうくらいの強さだった。

まさかプレイオフ初戦で、しかもホームで、よりによってタイタンズに負けるとは思わなかった。こういうゲームを心置きなくリアルタイムで見られるというのは、この上ない喜びである。少々のカネに換えられるものではない。

プレイオフでこれと同じようなupsetをリアルタイムで見たのは、2005年シーズンのコルツがスティーラーズに負けた時である。当時コルツには全盛期のマニングがいて、ラマー・ジャクソン以上にそのオフェンスを止めることは難しいとみられていた。しかし、現実には止められた。一発勝負の恐ろしいところである。

Superbowlは本当の一発勝負であり、オッズに差があったとしても両チームともプレイオフを勝ち抜いてきた訳だから、どちらが勝ってもそれほどの驚きはない。一方、プレイオフはレギュラーシーズンの続きでもあり一発勝負でもあるから、時として全く予想外の結果が出てびっくりということになる。

だから、この日のレイヴンスを見ながら、コルツが負けたゲームのことをずっと思い出していた。2005年シーズン(プレイオフは2006年1月)というと。まだ50歳になっていない。次に同じようなことがあるとすれば、このペースだと70代半ばである。それまで、何とか丈夫でいられるだろうか。

グレンフィディックもレイヴンスも、過ぎ去った時の流れを感じさせてくれたのであった。

[Jan 22, 2020]


奥さんがパートのボーナスで買ってくれたグレンフィディック。飲むのは20数年ぶり。