042 年金生活雑感 思い通りいかないことが多い [Jul 15, 2020]

年金生活を送っていると、基本的には限られたおカネで切り詰めた生活をしなければならない。それは納得の上で働かないのだし、増え続けるストレスとどちらを選ぶのかということなので致し方ないことなのだが、それにしてもむしゃくしゃしてしまうのはどうしようもないことなのである。

考えてみると、十数年前には月々数万円の小遣いで、それでも足らずにカードローンやリボ払いの残高を増やし続けていたのである。高速代のニ、三千円は負担とも思わなかったし、週末に飛行機や新幹線で移動するのもしょっちゅうであった。

ただ、そうやってカシノとか旅行とかいろいろな経験をしたことは、自分にとってかけがえのないものとなったと思う。むしろ後悔するのは、若い頃にゴルフだの酒だのマージャンだのに費やした時間とおカネである。

だから、いま現在こうしたストレスに対処する際考えるのは、この支出が若い頃のゴルフ・酒・マージャンに類するものなのか、それとも十数年前の支出に類するものなのかということである。足腰がきかなくなったり、動けなくなっておカネだけあっても、どうしようもないのである。

だから、いま現在やりたいことで何年かしたらできないおそれのあることは、なるべくできるうちにしておくというのが基本方針である。あとは、それでいざという時困らないかどうかの判断ということになる。

おカネを使えないというのはストレスであるが、考えてみればおカネを使うかどうかではなく、やりたいことができるかやりたくないことをしなくて済むかがストレスにつながるのである。そこをはき違えてはいけない。

年金生活の記事の中で書いているように、現在の経済的苦境は65歳以降段階的に軽減される見通しである(実際はどうか分からない)。あと2年である。

その2年の間は預貯金取り崩しをせざるを得ないけれども、それでも若干の余裕があるはずだし、最後の砦としてローンのない家がある。だから、ストレスを増すくらいなら使いたいだけ使ってしまえという方法もあるのだが、それができないのは貧乏性であろうか。

あるいは、ダイエットをしている時に、食べたいものを食べられないし酒も飲めないという時に感じるストレスと似たような感情のように思われる。健康管理のためにダイエットしているのに、それがもとでストレスを増やしていては本末転倒である。

同じことで、生活の質を上げるためにリタイアして節約生活を送っているのに、それがもとでストレスを増やして生きづらくしたのでは何が目的で何が手段なのか分からなくなってしまう。

今年前半はコロナ騒ぎで非日常の日々が続いたし、これから先も「新しい生活習慣」とやらがやってくる。難しい世の中だけれど、とにかくストレスを少しでも減らすような生き方をしたいものである。


一昨年の中国・四国、昨年の関東に続き、今年は九州で大きな水害が発生した。(出典:スポニチ)。

 

今年に入って間もなく、新型コロナウィルスの騒ぎになった。2月頃から騒がしくなり、3月には図書館やジムが休みになり、4月には非常事態宣言が出された。

2ヵ月近く続いた非常事態宣言が終了しても、コロナ陽性者は増えている。これは当り前のことで、非常事態とはいいながらろくに検査をしていなかったのだから、検査を増やせば陽性者も増える。きっと次は重症者が少ないと言い出すだろう。

おそらく全員を調査すれば、諸外国並みに万単位の陽性者が出ると思われる。では、なぜ日本では患者数が激増して医療崩壊にならないのか、普通に考えると、日本には諸外国にない要因があったということである。最初から言っているとおりである。

海外ニュースを見ていると、これだけコロナで大騒ぎしているのにマスクを付けていない人の方が多い。トランプなど、率先して付けていない。一方日本では、電車内どころか、街中でもスーパーでもマスクなしの人を見つける方が困難である。

こうした公衆衛生観念の違いによるものか、BCG接種の影響か、本来であれば2月か3月に感染爆発しておかしくなかった日本で、重症者はそれほど多くなかった。志村けんや岡江久美子は気の毒だったけれど、ジョンソン首相の例にみられるように、欧米での著名人の入院数は日本の比ではない。

アーリーリタイアしたので会社がらみで神経を煩わせることがないのは何よりだが、コロナで自粛を余儀なくされたり、いろんな施設が要予約になったり、思い通りに物事が進まないことが多くなった。

さらに今年は天候が不順で、県境を越えていいと言われた途端に雨。さらに変な強風。一昨年の中国・四国地方豪雨、昨年の関東連続豪雨に続き、今年は九州で大きな豪雨被害である。

わが家でも、夜になると雨戸のシャッターが強風で一晩中鳴り続けて、よく眠れない日が続いた。奥さんと、川が氾濫して家が流されることに比べれば大したことはないと話すのだけれど、それでも寝不足は否めない。

改めて思うのは、アーリーリタイアしてストレスの原因を減らしてはきたものの、思うに任せないことは何やかや出てきて、心安らかに毎日を過ごすのは難しいということである。

人間の歴史をさかのぼれば、住むところがあって食べるものがあれば十分なはずなのだが、大昔だって大雨大風が続けばぐっすり眠る訳にはいかなかっただろう。

それでも悪いことばかりではなくて、連日の強風で寝不足になると、おカネの心配とか今後の計画といったちょっと先のことへの関心が薄れてくるようである。

[Jul 15, 2020]