201 2020シーズン展望 [Jul 29, 2020]

SUPERBOWL LV オッズ上位(2020/7/15現在)

▲カンザスシティ・チーフス 6.5
◎ボルティモア・レイヴンス 7.5
 サンフランシスコ・49ナース 10.0
 ニューオーリンズ・セインツ 13.0
Oタンパベイ・バッカニアーズ 15.0
△ニューイングランド・ペイトリオッツ 17.0
 ダラス・カウボーイズ 21.0
△シアトル・シーホークス 21.0
△インディアナポリス・コルツ 21.0
 バッファロー・ビルズ 23.0
 フィラデルフィア・イーグルス 23.0

もう7月下旬、NFL2020シーズンが目前に迫っている。コロナの余波で、どういう形で今シーズンが行われるか予断を許さないものの、コロナ対応策が次々発表され、各チームも調整に入っている。NBAやMLBの例があるので安心できないが、ともかく無事に開幕してほしいと願うばかりである。

今シーズンの大きな変更点として、ワイルドカードがもう1チーム増えたことがあるが、プレシーズンほとんどなしのぶっつけ本番という予期せぬ要因が加わって予断を許さない。強豪チームはこれまで以上にシーズン後半にピークを持ってくるようになるだろう。

21世紀に入って、今年ほど大型トレードが相次いだ年はなかっただろう。マニング兄がブロンコスにトレードされた年も驚いたが、あの時コルツはすでにアンドリュー・ラックをドラフトしていて、マニングは引退ないしトレードだった。今年のようにシーズンMVP級の移籍が連発した訳ではない。

その中でも、何と言ってもブレイディのバッカニアーズ移籍が最大の話題。ペイトリオッツがブレイディを手放したのも驚きなら、移籍先がバッカニアーズというのも驚き、グロンコウスキーも復帰してさらに驚いた。これでNFL南地区は2チームがSuperbowlオッズ上位というたいへん華やかなディヴィジョンとなった。

もともとバッカニアーズはパスオフェンス上位のチームであり、ウィンストンはリーディングパサーだった。ブレイディがフィットすれば大変な戦力となるが、十分な練習ができない今年の特殊事情がどう影響するか。シーズンが始まってみないと何ともいえない。

現有戦力でシーズン入りするかと思われたペイトリオッツが、なんとパンサーズからキャム・ニュートンを獲得した。ここ数年ケガに悩まされたが、こちらもシーズンMVP経験者である。まだまだ老け込む歳ではない。オッズはタンパベイと接近している。

コルツがオッズ上位に顔をのぞかせてるのは、もちろんフィリップ・リヴァースの獲得によるものである。ここ数年、チャージャースの弱体OLのためにサックの嵐を受けてきたが、コルツは伝統的にOLが強い。プレイオフ以上の可能性は十分ある。

こうした新戦力のチームも注目されるものの、中心となるのはやはりマホームズのチーフスとラマール・ジャクソンのレイヴンスだろう。

本命に推すのはレイヴンス。昨シーズンはプレイオフでタイタンズにまさかの黒星を喫したが、それまでの快進撃はSuperbowl間違いなしと思わせるものだった。プレイスタイルからみてジャクソンのケガは心配だが、それ以外はディフェンスを含めて死角はほとんどない。

もちろんチーフスも強力だが、昨年Superbowlを制覇してモチベーションの点でどうかと思うのと、マホームズの大型長期契約が気になる。かつて、こうした大型契約後に調子を落としたQBは少なくない。

あとはセインツ、シーホークス、カウボーイズなど常連が多く上位に推されているが、個人的に評価を下げたいのは49ナース。昨年のNFCチャンピオンであるが、ガロポロにそこまで期待できるかという懸念がある。昨年は出来過ぎだろう。

ビルズもプレイオフまで行ったので、ペイトリオッツの状況次第ではチャンスはあるかもしれないが、QBアレンでSuperbowlまで行けるかというとさすがにどうかと思う。49ナースやビルズより可能性の大きそうなチームはオッズ下位にもいそうである。

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コロナで異例スケジュールを余儀なくされたNFL2020シーズンだが、昨年不覚をとったレイヴンスに期待。

 

SUPERBOWL LV オッズ下位(2020/7/15現在)

26.0 グリーンベイ・パッカーズ、△ピッツバーグ・スティーラーズ
29.0 テネシー・タイタンズ
34.0 クリーブランド・ブラウンズ、ミネソタ・ヴァイキングス、※アリゾナ・カーディナルス
41.0 ヒューストン・テキサンズ、アトランタ・ファルコンズ、シカゴ・ベアーズ、ロサンゼルス・ラムズ
51.0 デンバー・ブロンコス、ラスベガス・レイダース、ロサンゼルス・チャージャース
81.0 ニューヨーク・ジャイアンツ、デトロイト・ライオンズ、ニューヨーク・ジェッツ、マイアミ・ドルフィンズ、キャロライナ・パンサーズ
101.0 ジャクソンビル・ジャガース、ワシントン・???
151.0 シンシナティ・ベンガルス

昨年チャンピオンシップに進出したタイタンズとパッカーズが、オッズ上位ベスト10に入っていない。QBはじめ主力選手、コーチ陣に大きな変動がないのに不思議なことである。まあ、タイタンズが出来過ぎだったのは間違いないが。

全体的な印象では、ビルズやカウボーイズより人気薄には首をひねるチームがいくつかあるけれども、全体として上位チームとは差があると認めざるを得ないチームの方が多い。私が下位で注目したいチームも、例年より多くない。

スティーラーズはKiller Beesのうちブラウンとベルが抜けて、昨シーズンほぼ全休のロスリスバーガーのみ。レイヴンスに対抗できるかというと難しいところもあるが、ビッグ・ベンはカムバック賞の有力候補だし、ディフェンスは堅い。上位進出は当然あるだろう。

地区最下位リスクもあるけれど、状況一変もありうるのがカーディナルスである。2年目を迎えたカイラー・マリーがパスにランに大活躍すると予想するのは見当違いとはいえないし、テキサンズからホプキンスも補強した。ディフェンスも堅いし、何より49ナースがそれほど盤石とは思えない。

タイタンズ、テキサンズ、ヴァイキングスは最近プレイオフの常連となっているが、Superbowlまで勝ち抜けるだけの決定力があるとは思えない。特にテキサンズは、ホプキンスの抜けた穴が大きいのではなかろうか。

2年連続全体最下位でドラフトで補強を果たしたブラウンズだが、昨年・一昨年の出来をみるとあまり期待できないようだ。選手個々には力があるかもしれないが、ケミストリーとして全体に上乗せを感じるところが少ない。メイフィールドも残念ながら人気ほどではない。

2年前にSuperbowlに出たばかりのラムズが、ここまで人気を落としているのは悲しい。RBガーリーが抜けてゴフだけでオフェンスを作れるかどうか難しいところだし、ディフェンスも当時より少し弱い。

ラスベガスに移転初年度となるレイダース。ファンの多いチームでチームカラーもラスベガスに向いていそうだが、コロナ禍でファンの入場が制限されるのが痛い。QBカーも数年前の活躍が嘘のようになってしまった。

レッドスキンズがチーム名を変更することを決定したが、いまのところ新チーム名は発表されていない。人種差別問題が再燃している最中だから、「レッズ」はありえないだろう。人や動物以外になりそうで、「サンダース」とか自然現象などはどうだろうか。

[Jul 29, 2020]


edge最新バージョンでは自動翻訳してくれるんでありがたいけど、AIの精度はまだまだのようです。今年の開幕週最大の注目カードは、「海賊で聖人」w

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