611 ネットマージャンでよくやるミス [Aug 2, 2020]

ネットマージャンはリアルと違い、チョンボやフリテンのようなミスをすることはない。システムの制約で、上がれないようになっているからである。

しかし、ネットでしか発生しないミスがある。これは痛い。今後の自戒も含めて、書いておくこととしたい。

1.時間切れツモ切り

私が何度も痛い目に遭っているのが、時間切れで強制的にツモ切りされてしまうことである。特に「速打ち」モードでは、5秒間の持ち時間が切れると3カウント以内なので、クリックがうまくコンピュータに伝わらないだけで時間切れ・ツモ切りになってしまう。

待ちが複雑な場合やドラや生牌をツモってきた場合に、自分では一瞬躊躇しただけのつもりなのに、クリックが間に合わなくてツモ切りされてしまう。自分の上がりが遠のくだけならまだしも、危険牌のツモ切りはまさに危険である。

特に相手からリーチがかかったような場面では、河や手牌を見比べているとあっという間に時間切れである。下りているのに振り込むこともあり、悔やんでも悔やみきれない。

反射神経の鈍い年寄りの場合「速打ち」モードは避けるべきかもしれないが、上級卓の東風戦は「速打ち」しか場が立っていないことが多い。二段以上では一般卓だと場の点数だけでマイナスになるので、痛しかゆしである。

時間切れとなる大きな要因が、あまり関係ないチー、ポンの確認を見逃している間に、持ち時間を使い果たしてしまうことである。「泣かない」を選択しておくとその心配はないが、今度は役牌のポンを見逃したりする。

こうした時間切れの弊害を最小限にとどめるためには、ゲームが始まったら集中して頭をクリアにし、どの牌をツモったらどうするかのシミュレーションをあらかじめしておく他はない。年寄りには厳しい条件である。

その前提となるのは、酒を飲んだらやらないということである。本当のことを言うと、一杯やっていい気分で打つマージャンは相当楽しいのだが、アルコールが入ると明らかに注意力が散漫になる。(今更あえて言うまでもない)

そして、一杯やるとどうしても気が大きくなり我慢がきかなくなる。他人の捨て牌など見ていられない。いつもと同じようにやっているつもりでも、情報入力が何分の1になっている上に、判断速度が何割増しなのである。

そういう傾向に気づいたので、酒を飲んだら《なるべく》ネットマージャンはしないようにしている。以来、時間切れツモ切りの洗礼は少なくなったものの、いまだに時々食らってしまうのは悲しいことである。


上級卓・東風戦は早打ちしか開いていないことが多い。持ち時間を使い果たすと、3秒でツモ切りとなる。これで振り込むと、いつも以上にショックが大きい。

2.上がり見逃し

私が当初よくやったのは、上がりの見逃しである。

ネットマージャンの場合、「自動和了」という機能があって上がりの場合自動的にロンをしてくれる。この機能を使えば見逃しはないのだが、高めで上がるか直ドリでないと追いつかないというケースもある。そうした場合は「自動和了」を外しておくのだが、そういう時に限って上がりを見逃すのである。

自動和了を使わなくても、当該ケースでは「ロンをするかしないか」聞いてくるので、落ち着いて考えれば何の問題もないのだけれど、時間切れは見逃しになるのである。もちろんフリテンだから、ツモ以外は上がれないということになる。

そういうことを短期間に2回やったものだから、聴牌したら即座に「自動和了」を押すことにした。それで上がりの見逃しはなくなったが、問題は高めか直ドリを要するケースである。いろいろ考えて、そういうことをしないと追いつけない場合は潔くあきらめることにした。

だから、安めでも追いつけるようにあえてリーチをかけたり、ドラが入ってくるのを待ったりする。それができないケースは、何かのはずみで直上位者が振り込むよう祈りつつ、下りるのである。

私はこういうケースを「他力本願」と呼んでいる。なぜか、何回かに1回は祈ったとおりライバルが振り込んでくれたり、親でツモられて逆転したりするから不思議である。阿弥陀如来も、こんなところで使われているとは思わないだろう。

3.マークしていない相手のダマテンに振り込む

これはリアルマージャンでも当然あることなのだが、ほとんど瞬時に判断しなければならないネットマージャンにおいて、マークしていない相手のダマテンに対する注意が散漫になることはどうしても避けられない。

リアルマージャンの場合、ツモった後で少し考えても「早く切れよ」と言われるだけだが、ネットマージャンは時間切れツモ切りである。これは、経験を積んでもなくならない。

次善の策として、親やリーチ者を中心にケアすることになるのだが、そういう時に限って高い手をダマテンする奴がいるのである。仕方がないといえば仕方がないし、相手が一枚上とあきらめる他はないのだが、牌譜を見直すと危険牌を切ったりしているので気づいてケアしなくてはならないのである。

こういうケースが連続したので、上がりに向かう手と下りる手の見極めを早め早めに決断することにした。ラス目で下りるのはつらいことも多々あるが、そこは上に書いた「他力本願」である。意外と、上位者が振り込んで3位に繰り上がったりする。


ツイてない時はこんなもの。20000点持ってラス親に、4位者からダブリーをかけられすぐにツモられる。

 

4.ツイてない時に深入り

リアルかネットかによらず、ツキがない時には全くダメなものである。リアルであればそう簡単に「今日はヤメ」とは言えないのだけれど、ネットの場合はすぐに撤退することができる。このメリットは生かすべきである。

とはいえ、時間に余裕があって他にやることがない時に限って、全くツキがない場面に遭遇する。ある程度ならば下りる練習だと思ってがまんするけれども、来る配牌来る配牌全部ダメで、ツモもひどいとなると、やっていて楽しくないのである。

私の経験では、東風4回中3回振込みで、残る1回も親で満貫をツモられたことがある。イーシャンテンから、全く要らない萬子を10回連続ツモ切りして、一気通貫になったこともある。下りているのに、ノーマークの相手に振り込むなど日常茶飯事である。

東1局から、やるんじゃなかったと思う。空き時間を楽しむためにやっているのに、苦しいだけつらいだけの時間が続く。

こういう時は、さっさとあきらめて別のことに時間を使う方が建設的である。ツキはなかなか来ないけれども(大体、1ヵ月に1回くらいか)、ダメポの日は2、3日置きに来たりする。空き時間を楽しむゲームだけれど、やられるのを楽しむほど人間ができていない。

絶対権力者であった白河法皇が、「思うに任せないもの。鴨川の水、賽の目、荒法師」と言ったそうだが、なるほどツキの波というのは、全く思うようにならないのである。

最近は、かなり懲りてきたので深入りする前に撤退するようにしているが、天鳳を始めた当時は、ツキがないのに続けて1日で4位ばかりを10回ほど取り続けたことがあった。

ツキというのは面白いもので、ツイている時はすべてうまく行く。必ずしも正解でない打ち方をしても不思議と振り込んでもらえるし、なぜか当り牌をツモってこない。そもそも、他家の態勢が整う以前に聴牌しているのである。

一方、ツイてない時の現われ方はさまざまである。追っかけリーチをかけられて振り込むのはまだいい方で、配牌からツモからめちゃくちゃ、下りているつもりが引っ掛けリーチにもろに振り込んだりする。

考えてみれば、ツキが来るのは4分の1だから、1ヵ月のうちで1週間だけ。残りの3週間は延々と我慢大会となるのはやむを得ないところなのだが、せめて2位とか3位に粘れるチャンスくらいないと、楽しみがない。

私の場合、親でツモられたり振り込んだりして4位になるよりも、みんな早上がりでいつのまにか東4局、20000点あるのにラス目で、最後は29000点者に1000点上がられて終わりというケースがあきれるほど多いのである。

最初のうちは、いつまでもこんなことが続かないだろうと思って、1日に20局以上戦っていた。ところが、その20局で勝率1割、連対率2割、4位率4割などという戦績を残していては、ストレスがたまる一方なのである。

そうしたケースでは、ラスを10回も取る前に、潔く撤退するという選択をするよう心掛けている。月550円の課金がもったいないとは思うのだけれど、こんなところでストレスを増やしてもしようがないのである。

そんなことを言っていても、1ヶ月近くもツカない日が続くとストレスがたまる。7月は月初から全くツカない日が続き、とうとう月末に4位6回を連続して段位が二段に下がってしまった。勝負ごとというのは、本当はやらないのが一番ストレスにならないのかしれない。

[Aug 2, 2020]