コロナウィルスの新規感染者数が1日千人を超え、その後も増える傾向にある。検査数は先進諸国の水準とは桁違いで、にもかかわらずこういう状況ということは、すでに第2波が来ているということである。
今頃になって営業自粛と言っているデニー玉城だが、GWには沖縄に来ないでくれと言っていたのにこの夏は「GO TO」に異議を唱えなかった。那覇空港で申し訳のように検温だけしていたけれども、あんな程度で抑止できる訳はない。
幸いに、重症者が少ないので医療現場はさし迫った状況にはなっていないようだが、一歩間違えば重症者があふれかえる事態になりかねない。まだ夏なので、症状が出ないで済んでいるだけかもしれない。
TV局はアリバイ作り程度に、新規感染者数が1日当り過去最高となりました、などと神妙な顔をしているが、カネが回らないと広告出稿だって増えないという本音が見え見えである。命よりカネが大事な人が多いようである。
6月から再開されたプール・ジムだが、ジムの方はマスク着用・つど消毒・会話禁止でそこそこまともに運用されていたのだが、プールの方がひどかった。
プールでマスク着用が無理なのは分かるが、会話禁止にしないものだから婆さん達が騒ぎ放題・つば飛ばし放題である。監視員に指摘したところ、「プールはマスク必須じゃありませんから」である。
みんなが安心して利用するためには、最低限守らなくてはならないルール、マナーがある。すれ違いが頻繁におきる歩行用プールで、向こうから歩いて来るばあさんがつばを飛ばしているのを放置していいものだろうか。
家に帰って奥さんに言ったところ、「いまジムとかプールにいる連中の程度などそんなもので、感染したくなかったらわが身は自分で守らなければならない」そうである。おっしゃるとおりである。
昨年夏に私がやめたスポーツジムを奥さんはこれまで続けてきたが、コロナ自粛が終わって辞めるか続けるかどちらかにしてくださいと言われ、迷わず辞めた。そこそこ常識的な、しっかりした人達はみんな退会したそうである。
奥さんの経験したことだが、この春、一時閉鎖直前のサウナで、「家の娘は卒業旅行にイタリアに行かせたの。いろいろあるけど、かわいそうでしょう」と自慢するつもりが非常識を公開してしまった常連がいるそうだ。そういう人達と一緒ではリスクが大きすぎると判断した訳である。
おりしも、帝拳で調整していたホルヘ・リナレスの感染が明らかとなり、秋のスケジュールが白紙に戻ってしまった。感染防止策をとっていても、危ない場所は危ない。遅ればせながら私も、公営のプール、ジムに行くのはしばらく自粛することにした。
8月に入って急に暑くなり、気温が7~8℃間違いなく上がっている。さすがに直射日光のもとで散歩するのは体調をくずすもとだから、おとなしくStay Homeするしかない。
アメリカがああいう状況になっているのに、GO TO トラベルとかいっていればみんなコロナはおしまいと思っても無理はない。ある意味、第2波が来るのは当り前である。おとなしくして、天のお怒りが過ぎ去るのをやり過ごす時期かもしれない。
[Aug 13, 2020]
ろくに検査していないのに、新規感染者数が千人を超えるのが当り前になってきた。(出典:東洋経済)