137 るんちゃんが家にやって来た [Nov 5, 2020] ~せいうち日記137

家の奥さんがパートで貯めたおカネで、リビングのソファとテレビ台を新調した。

これまでの応接セットも革製の立派なものだったのだが、もう20年以上使っていたものだから縫い目が破れてきたり、薄くなって綻びたりしていた。奥さんは言わないだけで前から気にしていて、何とかしたいと思っていたのだそうだ。

そしてこの秋になって、まさに理想のソファを見つけて、間髪をいれず買ったのである。奥さんによると、いまだかつて千葉ニューの家具屋で見たこともないようなグレードのものが、信じられないお値打ち価格で買うことができたという。

(千葉ニューの464号沿いには何軒も大型の家具店があるけれど、ちゃっちすぎるか高すぎるかどちらかだということである。)

実際に届いてみると、なるほどいい品物である。いままでとは違って構造部分は木目で、床から座面まで隙間が空いている。それを見て、私も以前から気になっていたことがあったのを思い出した。

というのは、週に一度はクイックルワイパーで拭き掃除をするのだけれど、すぐに綿ぼこりが溜まってしまうのである。なんとか、楽に掃除をする方法がないだろうか。

何年か前にダスキンが、サービスでお掃除ロボットを一ヶ月貸してくれたことがあった。三角形のパナソニック製お掃除ロボットであったが、結構まめにほこりを吸い取ってくれた。電気代もそれほど多くかかったという記憶はない。

そこで奥さんに、ルンバを買おうと思うがどうだろうと聞いてみると、実は奥さんもそれを考えていたという。「ルンバが入るように、床と隙間のあるものを選んだんだけど、おカネなくなったからまた貯めてからと思っていた」そうである。

さっそく翌日ケーズデンキに行き、ルンバを買ってきた。e5という型式で、集塵ボックスが水洗いできるようになったのが従来から進歩した点である。もっと最新式のものもあるのだけれど、最初だから5万円以内のものを選んだ。

そして、ルンバが家にやって来たのである。初期設定にスマホが必要なのには戸惑ったが(ガラケーしか持ってない)、wifiに接続したタブレットで代用したら何とかなった。

まず試しに30分ほど動かしてみた。動作音は意外と静かである。最新式だと部屋の形に合わせて最も効率的なルートで掃除するということだが、不規則に行ったり来たりするのも、なるほどルンバという感じがしていい。

驚いたのは、この30分ほどで集塵ボックスが一杯になるほどの綿ぼこりが取れたことである。さすがの吸引力というべきか、絨毯が弱ってきているのか、いずれにしてもお掃除は十分すぎるほどしてくれる。

操作はタブレットを使ってネット経由で行う(本体だけだとタイマーの設定ができない)。その際、ルンバに名前をつけるのだけれど、「るんちゃん」とすることで夫婦の意見が一致した。「どんな名前を付けたって、結局るんちゃんって呼ぶんだから」と奥さん。

というのは、前にダスキンのサービスで借りたのはパナソニックの「ルーロ」だったのだが、家では「るんちゃん」と呼んでいたのである。お掃除ロボットが「ルンバ」になってしまうのは、ステープラーがどこ製であっても「ホッチキス」になるのと同様、仕方のないことなのだろう。

時々隙間に入り込んで出られなくなると、タブレットに「るんちゃんが困っています」とメッセージが入る。ルンバをペット代わりにしている人がいるというけれど、気持ちが分かるようになった。

[Nov 5, 2020]


とうとうわが家にもるんちゃんがやって来た。初日のお掃除を終えて部屋に帰ったところ。