028 3密を避けて、年末に地元神社にお参り [Dec 31, 2020]

市の広報車が「年末年始は不要不急の外出はしないでください」と回ってくるし、TVでも初詣は自粛しましょうと言っている。言われなくても人混みは好むところでないので、年内のうちに地元の神様にご挨拶をすませておくことにした。

昨年は大森を中心にいくつかお参りしたが、今回は小林を回らせていただくことにした。例年元旦に、小林の鳥見神社にお参りしているからである。神社参りが不要不急とは思わないけれど、空いているうちに行った方がいいだろう。

小林の鳥見神社は小林牧場と小林駅の間にあり、いつものお散歩コースでもある。境内には誰もいなかったが、新年の支度を終えてきれいに掃き清められていた。参道に台が置かれているのは、消毒液を置くためだろうか。

本殿前には、スーパーのレジのように黄色テープが貼られていて、間隔を開けて並ぶよう注意書きがある。そういえば、途中で通った近くのお寺でも、「コロナのため今年の除夜の鐘突きは行いません」と書いてあった。

元旦に来ると参道の小屋でお札を売っていたり、お焚き上げの大きな火の周りで甘酒をいただけるのだが、さすがにこの日は何もやっていなかった。二礼二拍手一礼でお参りする。今年もありがとうございました。

次は平岡の鳥見神社へ向かう。小林牧場の方向に戻り、平岡斎場の外周を歩いていくと平岡の鳥見神社である。小林より小さいが、ここの獅子舞は県の無形文化財になっている。

鳥見神社は「とみじんじゃ」と読み、祭神であるニギハヤヒノミコトがいらっしゃる「鳥見の里」に由来する。鳥見の里とはよく富んだ土地という意味で、神武東征以前の河内・大和一帯のこととされるが、なぜ印旛沼の西に鳥見神社が多くあるのかはよく分からない。

こちらにもお参りして、今年一年の感謝をお伝えする。獅子舞が伝えられるくらいだから昔は多くの氏子がいたはずだが、いまでは周囲に住宅は数戸しかない。平岡斎場があるため石材店があるけれども、開店休業状態である。

境内に誰もいなかったが、こちらも新年を前に掃き清められていた。特に注意書きもなくテープも貼られていないのは、それほど混雑しないということなのだろう。

次は昨年と同様に竹袋稲荷神社に向かう。こちらは全国的にメジャーなお稲荷さん系列で、木下への舟運が盛んになって以降の開創なので、鳥見神社より新しいと考えられる。

こちらも私一人の参拝であったが、テープこそなかったものの「間隔をあけてご参拝ください」「マスク着用をお願いします」と注意書きがあった。

これら三社がある小林、平岡、竹袋は、いまではすべて印西市だが、明治時代は小林村、平岡村、竹袋村であった。それぞれの村の一ノ宮であったかもしれない。三社の通り道にある、八坂神社と熊野神社、皇大神宮(伊勢神宮)にもお参りした。

熊野神社では、新年の支度中であった。ご近所の方々だろうか、それぞれ境内の掃除をしたり飾りつけをしたりされていた。予報では翌日から大寒波が到来するとのことであり、この日が年内最後の天気かもしれない。

千葉県では昔から、近所の人達が回り持ちで、神社の管理保全や年末年始などの手助けを行うことになっていた。現在では自治会が市町村の下請けのようになってしまったが、もともと自治会とは、そうした祭祀を分担する集まりだったのである。

そういえば、小さい頃子供神輿というのもあって、大きな農家に担いで行きそこでご祝儀をいただくなんてこともあった。子供達にはお菓子であったが、きっと神社には現金を包んだのだろう。

宗教というと、いまではあまり深入りすべきでないものになってしまったが、古い時代には収穫への感謝、家内安全のお礼、病魔退散のお願いと一体のもので、いわば生活の一部分、不可欠なものであった。少なくとも、年末年始のご挨拶くらいは行うべきであろうと思う。

[Dec 31, 2020]


近くのお寺の除夜の鐘突きは、コロナの影響で中止になりました。