099 感染者数は高止まり、緊急事態延長は既定方針か [Jan 26, 2021]

緊急事態宣言から2週間経った。朝のニュースで<オドモテレビ>高瀬アナが、「感染者数は引き続き高い水準にあり、きびしい状況が続いています」と言うけれども、そりゃそうだろうと思う。口だけ緊急事態宣言で終息したらその方が驚きである。

感染者数や死者が欧米とは桁違いとはいっても、同じように桁違いに少ない東南アジアでロックダウンなど厳しい措置がとられている。学校も公共施設も「感染対策を万全にして」通常稼働の日本で、劇的に沈静化するはずもない。

緊急事態宣言が出るというので、あわてて図書館に行って20冊近く本を借りてきたけれども、前回のように閉鎖にはならないようなので空振りしてしまった。とても全部は読み切れないので、何冊かは読まずに返すことになる。

こんな対応でいいのだろうか。前にも書いたように昨年末から公共交通機関も利用せず都内にも行っていないけれど、周囲がこのレベルだと、こちらが緊張しすぎかと心配になる。

聞くところによると、Go Toが一時停止になるまで観光地は大賑わいだったそうだし、ゴルフ場はいまでも盛況だという。そういう人達は本気で締めにかかった時に自粛すればいいだろうが、こちらはそうそう緊張が続かない。

アンヌ・ソフィーの海外ニュースによると、フランスでは航空便の減便でパイロットの人員削減が進み、鉄道の運転士に転職するケースもでているという。スイスではそんなことは当り前で、「なんでフランスではそんなことに驚くんですか」と言っているそうだが、日本でJALのパイロットが営団地下鉄に転職したらやはりニュースになるだろう。

背景として、ようやくワクチンができて国民すべてに接種できるのはまだまだ先だし、コロナが沈静化して航空需要が回復するには4~5年かかる。それまで待っていたら生活が成り立たないので、できる仕事があれば転職して稼がなければならないということであるらしい。

ひるがえってわが国に、そこまでの覚悟が官民ともにあるだろうかということである。重症者が少ないからワクチンは急がなくてもいいというのは日本だけの事情で、7月にオリンピックをするつもりならそれでは済まない(するつもりなら…)。

メガネが曇るから口マスクで受験させろと言ったバカな受験生がいたらしいが、「正常性バイアス」そのものである。世間一般に緊張感がないから、自分もハンデなしに受験できて当然と思っている。こういう奴に限ってコネとか使って会社に入るんだろう。

法律を変えて、コロナで入院指示に従わない者に刑事罰を検討しているらしい。それだったら、病床が足りないから自宅待機で、急変して亡くなったら国が損害賠償してくれるのか。自分達がすべきことをしないで、命令したら黙って従えというのは半島の北の指導者と同じである。

ともあれ、2月7日までとされている緊急事態の期限は、延長されるのが既定方針のようだ。有識者会議の座長が、ステージ2まで下がる目途が立たなければ解除できないと、いまから予防線を張っている。それなのに病床確保のためにしていることといえば、病院にカネを払いますと言っているだけで、このままでは医療崩壊は避けられないだろう。

自宅待機で急変して亡くなった人達のニュースを見て思ったのは、医療崩壊といっても病院や医者が崩壊してしまう訳ではなくて、これ以上診れませんと言われて貧乏人が崩壊するだけということである。

米国の感染がなかなか終息しないのは、無保険者が多いのに診療報酬がバカ高で、衛生環境が悪い貧乏人ほど医者にかかれないという事情による。日本は国民皆保険ではあるもののいまだに検査体制すら整っていないので、感染者が野放しであることは米国と同じである。

感染者がこのまま高止まりで、自宅待機者の急変が続くようだと、さすがにマスコミの論調も変わってくるだろう。昨年のように、今すぐロックダウンせよと言い出さないとは限らないので、そろそろ心の準備を始めた方がいいかもしれない。

[Jan 26, 2021]


さすがに「口だけ」緊急事態、感染者数も死者も増え続けています。