140 今年の冬は寒かった [Feb 4, 2021] ~せいうち日記140

明治何年以来百数十年ぶりに2月3日となった立春も過ぎたので、太陽の照る時間が日に日に長くなる。雪が降ることはあるにしても、これ以上気温が下がることはほぼないだろうと思ってこの原稿を書いている。それにしても、今年の冬は寒かった。

毎日、千葉ニューから一番近い観測地点である我孫子の気象情報をチェックしている。例年であれば、最低気温が-3℃を下回る日などあって1日か2日、全然ない年だって珍しくないのに、今年1月の最低気温はなんとマイナス7.2℃、千葉ニューに越してきて20年で、ぶっちぎりの低さである。

雪が多い年もあり、風が強い年もあるので体感と最低気温とは必ずしもリンクしないのだけれど、今年に限っては、夜中にトイレに起きた時の底冷え感が尋常ではなかった。もちろん、歳をとったからだともいえるが。

あまりに寒くてエアコンを使う人が増えたのか、電力需要がにわかにひっ迫した。市場連動型の料金設定をしている新電力会社では、急激に値上げしたところもあったらしい。

東京ガスから、うちはそういう市場連動型の料金設定ではないし、自社で発電所も持っているので、一部会社のように大部分を市場から調達していないから大丈夫ですとわざわざメールが来た。

よく考えると、電気が余っている時に利益を利用者にすべて還元する訳ではないと言っているのだが、東京ガスも東京電力同様半分国営みたいなもんだから、価格の上下動を少なくするのだろうと善意に解釈しておく。

そのように朝晩の冷え込みが強烈だったので、活躍したのが石油ストーブである。エアコンは手軽だし空気も汚れないので普段なら夏冬とも室温調節はエアコンを使うのだけれど、ひどく冷えて早く暖かくしたいという場合はやはり石油である。

奥さんがしばらく前に、災害用には昔ながらの石油ストーブが一番というので買ってあったものがある。灯油と電池さえあれば、電気もガスもなくても暖まることができるのはまさに災害用だが、寒い朝にもたいへん重宝する。

そして、石油ストーブの上に載せるストーブファンというものが近年普及して、amazonだと2千円しないで買える。使ってみると、わずか2千円とは思えないくらいのお値打ち品である。

電気も電池もいらず、ストーブの天板が熱くなるとすぐに回り出す。省エネのファンヒーターである。これを載せていると同時にお湯が沸かせないのが短所だが、いつもお湯が飲みたい訳ではない。

意外と役立つのが、洗濯物を干す時である。今年は気温が低いだけでなく、風が強かったり空模様が悪い日が何日かあったので、そうなると部屋干しせざるを得ない。そういう時に、熱射だけでなく熱風も行くというのは、かなり効果がある。

そんなふうに毎日を打たれ越している間に、気がつくと鼻の奥がむずむずする季節がやってきた。こんなに寒くても時期になると花粉をまき散らせずにはおかない杉も律儀だが、ありがたいものではないところが難点である。

[Feb 4, 2021]


今年の冬は例年になく寒い日が多くて、石油ストーブが大活躍。2000円しなかったストーブファンも役に立ってくれました。