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年金生活編

059 固定資産税が下がった [Apr 21, 2021]

年度が明けて4月になると、さっそく固定資産税の通知がくる。だが、今年は楽しみがあった。3年に1度の評価額見直しの年なのである。

固定資産税・都市計画税は、土地・家屋の評価額で課税される。地価はバブル以来長年にわたり上がらないし、建物の評価は減価償却の分だけ確実に減る。できれば毎年見直してほしいものだが、3年に1度と決まっている。

道路整備やゴミ収集など、住宅にかかわる市の仕事は減ることがない。固定資産税が年々減って大丈夫かと思うけれども、わが印西市の場合は住宅が増える一方である。私が払う分は減っても、市としては増えているだろう。

総務省の公表している地方自治体の財政状況調査によると、印西市の市税収入は約208億円、うち固定資産税・都市計画税が122億円である(令和元年度)。固定資産税等の占める割合は約6割に達し、全国平均(約44%)と比較してきわだって高い。

逆に言うと、住民税・法人事業税等の割合が低いということで、カネ持ちの企業や個人があまり住んでいないということでもある。昔から、千葉ニューの住民には役人・教員の割合が高いと言われていたから(いまはどうか知らない)、そのせいかもしれない。

全国の市の中には、固定資産税収入が10億円に達しないところがいくつかある。それに比べれば、わが印西市はたいへん恵まれている。市だからそれほど少ないところはないが、町村になると1億円未満というところも少なくない。

他に住民税収入があると思われるかもしれないが、それは市職員の人件費で大方使われてしまう。全国の地方自治体ほとんどがその状況であろう。

印西市の場合、いままさに住宅が増えているので税収に不安はないけれども、それでも1戸当たりの固定資産税額は減る。地価は上がらないし、家屋は減価償却分だけ評価額が下がるからである。

現役時代には固定資産税が少々増えようが減ろうがほとんど気に留めることはなかったが、リタイアして年金収入に頼るようになるとそうはいかない。年に4回1万数千円払い続けるのはきついし、何千円かでも負けてもらえればたいへんうれしい。

家の場合は、今年で築21年になる。何年か前に屋根・外壁も塗り替えたし、大事に使っているのでまだ新しく見える。建売ではなく注文して設計変更しているので、自分でも気に入って住むことができている。

評価額で買い取るから出ていけと言われてもそうはできないのだが、税金の基準となる評価額は下がる方が好ましい。かといって、道路の保全やゴミ収集の原資であるから、相応の負担は仕方がない。難しいところである。

長々書いてきたけれども、今年の評価額は土地は3年前と同額、建物は9.6%、約1割低い評価額だった。3年前は6年前より2割以上低くなったから、それと比べると減り方が鈍い。固定資産税収入があまり減ると困るからかもしれない。

それでも、固定資産税は年間で3,900円、2~4回目の支払いで千円ずつ安くなった。何にしても、負担が少なくなるのは歓迎である。印西市は粗大ゴミを無料で収集してくれるし、近々新しい処理センターも建設予定であるので、応分の負担は仕方ないところである。

普通に考えれば、日本の人口はこれから先どんどん減って移民も制限されているのだから、日本全国おしなべてみれば住宅建設が増える要因がない。固定資産税も総額でみれば減るはずだから、いくつかの地方自治体は財政面で厳しいことになるだろう。

そうなった場合、収入が減るから支出も減らすように努力するのか、収入が減らないよう税率(あるいは評価額)を調整するのか、どちらになるのだろう。何の根拠もないが、後者の可能性が高いように思える。

[Apr 21, 2021]

今年は3年に1回の評価額見直しの年。土地は3年前と変わらず、建物の評価は約1割減。3年前は6年前より2割以上低くなっていた。築20年超の影響かあるいは?