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せいうち日記

143 ゴールデンウィーク今昔 [May 4, 2021] ~せいうち日記143

去年に続いて、今年もコロナ緊急事態で大型連休はステイホーム勧奨である。個人的には、みんなが動くときに一緒になって動くことはないという立場で、それは現役当時と変わらない。しかし昔は、そうでなかった時期もあった。

若い頃は暦通りの職場だったので、何日も連続して休むことはできなかった。天皇誕生日、憲法記念日とこどもの日、それと日曜日だけが休みで、週休2日もなく振替休日もなく、いまより3、4日休みが少なかった。

それでも、会社に行かなくていい日はたいへんありがたくて(なにしろ、午後9時まで働くのが普通の職場であった)、飛び石連休でも大事に使ったことを記憶している。

いまでも時折思い出すのは、奥さん子供連れで新潟まで日帰りのドライブをしたことである。高速が混む前に都心を抜けようと3時か4時に家を出て、関越道をひた走り、朝ご飯は越後川口SAで持って行ったお弁当を食べた。

何ヶ所か観光してお昼は改装前の新潟競馬場。おりしも家族連れ向けのミニ遊園地が開設されていて、そこで子供達を遊ばせた。帰りはまだ全線開通していない磐越道に向かったのだが、高速に入るまでに大渋滞、通過に5時間かかって帰りは真夜中になった。

この時相当懲りたので、以降ゴールデンウィークに遠出するのはやめた。そのうちに子供も大きくなって、一緒に出かけなくてもよくなったし、もともと人付き合いが少ないので友達関係もない。海外に行っていた頃は、料金の高いGWは最初から予定しない。

会社勤めの最後の頃は、土日祝日関係ない職場もあったので、率先してゴールデンウィークに出ていた。もちろん代休は制度的に必須なのだが、平日すら休むことができないような人数しかいなくて、結局週休1日以下になってしまった。(その頃のせいうち日記

いまこうして、ゴールデンウィークでなくても毎日家にいられるというのは、あの頃の借りを返してもらっているような気もする。おカネがどうこういうのではなく、何より大切な時間があの頃は自由に使えなかった。

ずっと昔、最初に勤めた銀行の組合アンケートで、どういう質問だったか覚えていないのだが「給料や待遇だけではなく、できるだけ休みを増やして自由に使えるようにしてほしい」と回答したことを覚えている。

周囲の人達にそのことを話すと、何だか宇宙人を見るような目で見られたのだった。その時は、みんなそう思うけどそう書くと角が立つからかなと思ったけれど、実は本音でもほとんどの人はそう思っていなかったのだろう。

いま、あの立場に戻ったとしてもきっと同じことを書くだろうと思う。おカネがどうこうとか、偉くなるならないよりも、時間の方がずっと大切である。そして、ほかの人達と同じ動き方をしていたら、それだけ時間がムダに過ぎてしまうと思うのである。

[May 4, 2021]

今年のゴールデンウィークは5連休。昔だと、2・3・5の飛び石連休でしたが、それでも楽しみにしていたことを思い出す。