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なんとなく思うこと

123 自民党新総裁は岸田前政調会長 [Sep 30, 2021]

菅総理の続投断念を受けて行われた自民党総裁選は4人が立候補して行われた。しかし、告示から投票日まで盛り上がっている期間、帯状疱疹でほとんどTVを見ることができなかったので、どういう展開になっているのかよく分からなかった。

立候補の顔ぶれをみて率直に思ったのは、あと2ヶ月かもしれないのに本格政権を目指す河野、短期でもやりたい岸田、次回以降を見据えてとりあえず出てみた高市・野田という印象で、勝負はアンチ河野とアンチ岸田のどちらが多いかで決まるだろうとみていた。

主要派閥が誰を支持するか明確にせず、自主投票という派閥もあった。その状況で党員投票ということになると、知名度と人気に勝る河野がトップとなることが予想され、党員投票で3分の2とかになれば、議員連中も無視できない。

ただし、安倍肝煎りの高市、人気で河野に迫る野田が立候補しているので、党員投票ではそれほどの大差とはなりにくいと思われた。各派閥は自主投票とはいえ、もし決選投票ということになれば一致して動くことが予想され、1ヶ月後に行われる総選挙の思惑も絡んで予想のつきにくい展開が続いた。

昨29日が投開票。2時過ぎにTVを見ると、すでに決選投票が始まるところだった。河野・岸田の対決は予想通りだったが、すでに第1回で岸田がトップに立っている。河野は国会議員票で、高市にも遅れて3位である。

この時点で、ほぼ結果は見えた。実際に、高市に投じた議員の多くは岸田に入れて、票差を1票差から87票差に拡大し、岸田新総裁の誕生となった。半月前に予想したとおりである。

ガースー退陣を受けて速やかに立候補を表明した宏池会領袖の岸田と、麻生親分の了解を得るまで1週間かかった河野。準備期間の差が結果に直結したようにみえる。また、河野が主張した「最低年金保障、財源は消費税」に反発が強かったことも指摘されている。

しかし、おそらく鍵になったのは、上に書いたようにアンチ河野がアンチ岸田よりも多かったということではないかと思う。そして、ガースー退陣直後に書いたけれど、安倍・二階といったあたりが、「広島で迷惑をかけた」岸田容認で一致したのではないかと想像している。

コロナの非常事態が今月末に解除となり、ワクチン接種も予約枠が余るようになった。ガースーは自分の手柄じゃないかと思っているだろうが、逆風が弱まったように見えるのは退陣したからである。

本当に久しぶりに安倍一派でない首相が自民党を仕切ることとなり、党役員や大臣の人事で新鮮味を出すことに成功すれば、総選挙での負け幅を最小に済ませることができるかもしれない。それでも、前回が勝ちすぎなので議席減にはなるだろう。

総選挙で大敗すれば、総裁着任早々に退陣ということになりかねない。コロナが下火になりつつあって状況は改善しているものの、どうしのぐのかお手並み拝見というところだろう。

[Sep 30, 2021]

自民党新総裁に岸田前政調会長が選出された。来月中に行われる衆議院の任期満了ないし解散に向けて、自民党の負け幅を許容範囲内に収められるかどうか、手腕が問われる。