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せいうち日記

150 ネズミ捕りにひっかかる ~せいうち日記150 [Oct 14, 2021]

先週、奥さんと一緒に買い物に回っている最中、ネズミ捕りに捕まってしまった。

わが家の近辺は住宅街とはいえ、ショッピングセンターがあるので他の市町村、他府県ナンバーを見かけることが多い。だから取り締まりをしていることも珍しくないのだが、この日は病み上がりのせいかぼやっとしていたようだ。

何しろ、家からショッピングセンターに向かう途中で、何の用もなさそうなパトカーが2台、交差点で分かれ分かれになるのを見ているのである。春秋の交通安全週間も間近であり、10月初めのこの時期は取り締まりが多いと奥さんと話していたのにこの始末である。

ケーズデンキから裏道を抜けて、幹線道路に合流する場所である。ここは見通しがよくないので、横断歩道まで進んで止まり左右を確認したところ、そこに止まっていたのはパトカーであった。

ここ10年間でネズミ捕りにかかるのは2度目で、前回も一時停止違反であった。確かに、「止まれ」の停止線で一時停止するのが規則だけれど、そこで止まっても左右が確認できない。歩行者がいなければ横断歩道の前まで行って止まるのが普通である。

でも、そんなことを取り締まり中の警察官に主張したところで時間の浪費である。向こうだって、仕事で来ている以上ノルマを達成するまで帰れない。いずれ交通安全協会を通じて幹部の飲み代に使われるのだが、現場の警察官が使う訳ではない。

奥さんが、「こんなものはさっさと払って忘れた方がいい」というので、その足で郵便局に行き、奥さんが3,000円、私が4,000円の合計7,000円を払って終わりにした。財布が空っぽになり、次の年金支給日まで小銭とWAONしかなくなったが、あと1週間の辛抱である。

住宅街の見通しの悪いところでネズミ捕りというのはアンスポーツマンライクだが、意外と腹が立たなかった。その理由の一つが、おカネが出ていくときはこんなもので、下手にじたばたしない方がいいという経験則である。

直前にケーズデンキに行ったのは、2007年から14年間使っていた洗濯機がとうとう壊れてしまったので、買い替えるためであった。国民健康保険の引き落としが8月から始まって、だんだんと資金繰りが厳しい時期を待ち構えていたように事件は起こる。

「耐用年数はだいたい7年ですよ」とケーズで言われるくらい持ってくれた洗濯機なので、ご苦労様と言う他ないし、そのための積立金も用意してある。とはいえ、おカネが出ていくのはなんとも心細い上にこれである。

腹が立たないもう一つの理由は、連日海外ニュースでアフガニスタンの現状を見ているからだと思う。

ほとんどTVを見ない私がTVの前にいるのは、6時25分のテレビ体操から7時15分頃までで、その時間見ているのは交通情報、天気予報、日本のニュースの見出しと、アンヌ・ソフィーの海外ニュースである。

いまアフガニスタンでは、米軍が撤退してタリバンが政権を奪還しており、市民生活に多くの影響が出ている。一部では、食べるものが十分にないという状況という。それに比べれば、警察がネズミ捕りに多くの人員を割いている日本は、平和そのものである。

千葉県警だって、半世紀前には成田空港紛争で連日にわたり大変危ない目に遭っており、死者・負傷者も出ている。そうやって、何かあった際には体を張って市民生活を守ってくれる警察なので、7,000円くらいは差し上げてもいい。

とはいえ、この7,000円は7,000円だけで済まない。自動車保険の保険料は上がるし、免許書き換えの際の拘束時間も増える。またネズミ捕りにかかって点数が貯まれば、免停になってしまうかもしれない(理論的には)。7,000円ももちろん痛いし、鷹揚に構えてばかりもいられないのである。

[Oct 14, 2021]

ぼやっとして、ネズミ捕りにひっかかってしまいました。ネズミだったら死んでいるところです。人間なので7,000円払えば助かりますが、年金生活者には痛い出費です。