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なんとなく思うこと

127 総選挙、予想は的中したけどうれしくない [Nov 2, 2021]

10月31日に投票が行われた総選挙、公示直後の19日に「自民議席減も過半数確保」と書いた予想がまさに的中してそのとおりの結果となった。

直前まで自民苦しいというマスコミ論調で、午後8時のNHKニュースでは自民過半数微妙という出口調査結果だったにもかかわらず、議席を減らしたのはむしろ立憲民主党と共産党だった。自民・公明・維新の「改憲に前向きな勢力」は引き続き3分の2の議席を確保し、その気になれば憲法改正に再挑戦できる状況となった。

正直なところ、予想は当たったけれど全くうれしくない。多くの人がいまの政権でいいと思っているのだから仕方ないけれども、政権与党が勝手なことをすると世間が許さないという均衡した状況が、本来望ましいはずなのである。

予想記事にも書いたように、カピパラ枝野がいきり立っていたのは、こういう結果を無意識のうちに分かっていたからである。まさか、自民党だけでなく自分達も議席を減らすとは、意識していなかっただろう。

前回の自民党は勝ち過ぎなので反動があるはずだし、コロナに関する不手際、モリ・カケ・桜の3点セットも加わって、何もしなくても勝てると甘くみていた可能性が大である。普通に考えれば、選挙の顔がカピパラではいかにも弱いし、石原に勝った吉田晴美みたいな見栄えのする候補の数を揃えることもできなかった。

野党一本化の効果といえるのはその東京8区で石原を落としたくらいで、他の連中は選挙区で負けても比例で復活した。してみると、立憲民主、国民民主、共産党では政権批判の受け皿にはならないということである。

おそらく、これらの政党の長期低落傾向は止まらないのではないかと思う。なぜかというと、誰の利害を代表しているか分からないのが第一。その帰結として、きれいごとを言い過ぎるからである。このことについては、来週まで考えてもう一度書いてみたい。

わが千葉ニュータウンのある千葉13区でも、前回・前々回の自民党議員はカシノ収賄の秋元と一緒にマカオに行ったり他にも悪いことをしていたため、自民党はちゃっかり候補から外した。当然、自民党票は減るかと思いきや、全然減らなかったのである。

代わりに立てた候補が、日本医大の救命救急をやっていたという医師で、もちろん政治には素人である。連日選挙カーで「コードブルーの救急ヘリを作ったのは私です」と放送(もちろん録音)していたが、少なくとも地元と縁があることをアピールすることには成功していた。

事前の情勢分析では、自民、立憲、維新の3つ巴の接戦とされていたが、投票箱を開けてみたらお医者さんの圧勝。立憲民主党の現職(比例)は、比例復活もできず議席を失った。

苦戦とみて必死にがんばった自民党が落ち着いて支持を訴え、楽勝するはずと声を張り上げていた野党は期待外れの結果となった。自分達は議席を失って自業自得だけれど、死票を投じた有権者の無念はどこに行くのだろう。

[Nov 2, 2021]

今回の総選挙、自民党はカシノ収賄のお友達を引っ込めて日本医大のお医者さんを出してきましたが、接戦予想にもかかわらず圧勝しました。