カテゴリー
なんとなく思うこと

134 温暖化は本当に人類の危機か [Jan 18, 2022]

12月も寒かったが、1月も寒い。6日には再び強力な寒気団が南下して、首都圏は予報を超える積雪量となった。

このところ、ご近所の我孫子や成田、利根川の向こうにある竜ヶ崎の観測点で、最低気温が-6℃とか-7℃になることが珍しくない。そして、かつて住んでいた船橋は東京湾に面した比較的暖かい土地にもかかわらず、7日に観測史上最低気温である-5.4℃を記録した。

こうした状況をみると、世の中で大騒ぎしている地球温暖化が、本当に人類にとって危機なのかどうか、首をかしげたくなってくる。

もちろん、温暖化というのは単に気温が上がるということではなく、気流の変化や海流の変化を通じて環境が激変して、異常気象や台風・竜巻、これまで寒かった地域が暑く、暑い地域が寒冷化することもある。それらを含めての温暖化である。

とはいえ、基本的には温室効果ガスといわれるCO₂排出量が増えるのが原因とされるから、地球規模でおしなべてみれば平均気温は上昇する。平均気温が上がることは、作物の成長を促し居住可能地域が増えるから、たいていの生物にとってありがたいはずなのである。

北極の氷が融けてシロクマの食糧や居住可能範囲が不足することばかり宣伝されているが、人間にとって、人間の食糧と居住可能範囲の方がもっと大切なはずである。温暖化はそれらを減らすものではない。

人間にとってむしろ脅威となるのは寒冷化、つまり氷河期の再来であろう。氷河期は当分来ないとされているが、かつて氷河期だった時期には居住範囲はいまより相当狭く、穀物も育たないから食糧確保も困難であった。

全国の気温をみると、緯度の高い北海道でも沿岸部の最低気温がここ千葉ニューとほとんど変わらない場所がある。内陸部では-20℃を超える極寒であるが、釧路や室蘭、日によっては稚内でも、最低気温はマイナス2桁にならない。

そうした数字をみると、古代に人間が海の近くに住んだのは、食糧の確保や移動の便宜もあるけれども、少しでも暖かく暮らしやすい地域だったのだろうと考える。ものの本によると、漁労や家畜の育成は気温が低くてもあまり関係ないそうだ。

そして、ベネチアで街中に水が上がってきたとか、南太平洋で島が沈むとかいうけれども、その時々の環境によってこれまで住んでいた土地に住めなくなることは歴史上当り前にある。

いまでも、大規模な火山活動があれば、溶岩の流出や有毒ガスの発生によって、島ひとつ住めなくなることは珍しくない。日本でも、ここ数百年で鳥島でも硫黄島でもそういうことがあったし、大島・三宅島はつい最近である。

だから、海水の水位が数cm上がるからCO₂を出さないようにしようというよりも、海抜0mには住めないから新しい居住地を開発しようとする方がこれまでのやり方と合っているし、実効性も高いのではないかと思う。

歳をとるごとに寒さが堪えるようになった上に、温暖化を防がなければならないから電気も灯油もなるべく使わないようにと言われても、本当にそれで危機から逃れられるんですかという疑問がある。

衣食住とか最低減の文化的生活とか言われるけれども、人間にとってもっとも大切なのは食べるものがあることと、寒い時に暖かくして過ごせることである。それ以外のことは工夫すれば何とかなるけれど、そればかりは何ともならない。

[Jan 18, 2022]

先日の寒波では、千葉県でも観測史上最低気温を更新した。温暖化の影響は気候全般に及ぶけれど、温暖化よりも人類にとって困るのは氷河期だと思う。