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せいうち日記

163 28年ぶりに白井梨マラソン ~せいうち日記163  [Oct 5, 2022]

夏場になると、毎日のルーティーンである午後の散歩が難しくなる。35℃を超えるほど暑く、とてもじゃないが気持ちよく歩くことができない。

だから、7~8月は早起きして近所の公園まで散歩するのが近年のスケジュールであった。ここには標高40mほどの築山があって、少しでも登山のトレーニングになればと思うからである。

今年はそれに加えて、1周400mの遊歩道をランニングすることにした。しばらく前、横断歩道を急いで渡ろうとして足がもつれたのがたいへん気になって、歩くだけでは筋肉の衰えが防げないと思ったからである。

となると、何か目標になるものがある方が励みになる。印西市にはマラソン大会がないが、お隣の白井市には白井梨マラソンがある。これには、かつて参加したことがある。当時は、参加賞に梨をいただけたのだ。

調べてみると、出場したのは親子2kmと5kmで、もっとも新しいのは第9回である。今年は第37回。28年振りの参加ということになる。(コロナで中止となった回は欠番にしているようだ。)

第9回の頃は市庁舎前からスタートして、いまなお建設途上の北環状道路をニュータウン中央に向かった。その後運動公園ができて、いまではそちらで開催されている。

7月は、ちょうど梨マラソンの参加受付期間であった。昔は5kmが最長だったが、現在は10kmコースがあって白井工業団地を走る。とはいえ、まだ1kmも走っていない時期であり、5kmを申し込んだ。年寄りは無理をしてはいけない。

当時の持ちタイムも決して速くはなく、5kmで30分、10kmで1時間そこそこであった。30年近く間が開いているし、何しろ65歳である。どこまで戻せるか、そもそも完走できるのか分からない。

400mから始めて1000m、1500mと少しずつ距離を伸ばしていく。朝早く、日の出直後は涼しいけれども、それでも走っているうちに汗びっしょりになる。Tシャツはずぶぬれだし、帽子の庇から汗がこぼれてくる。走り終わると、公園の手洗い場で顔を洗わなければならなかった。

7月中に3000mまで走れるようになったが、ペースは1km8分くらいである。これだと、5km走ると40分かかってしまうが、まあ仕方がない。

8月初めに4000mまで距離を伸ばし、田舎道に場所を移して5kmを走れるかどうか試してみた。千葉ニュータウンはすぐ裏が市街化調整区域であり、信号のない道も探せば結構あるのである。

5km、5.5kmと2つのコースを開拓して、ゆっくりではあるが走り切ることができるようになった。今度は本番コースである。9月に入って白井まで行って、本番コースで試走してみた。

写真をみると陸上競技内がスタート/ゴールのようだが、大会の時でないと中に入れない。1回目は歩き、2回目と3回目は5kmコースを走る。競技場の中を走っていないので微妙に距離が違うみたいだが、数百mも違うことはなさそうだ。

これも何とかこなして、そんなに恥ずかしくなく完走できる目途がついた。

とはいえ、30代の時もビリから10%以内のゴールであり、今回も集団から大差をつけられることは覚悟しなればならない。だから、ともかくマイペース。登山と同じで、ゴールしたときに3分の1の余力を残しておくことが大切なのである。

準地元白井で開かれる白井梨マラソン。昔、出たのは第8回と第9回だから、28年ぶりの参加ということになる。

大会は10月2日。連日にわたり3~5kmを走っていたら10年物のランニングシューズが壊れてしまい(底が剥げた)、ランニングシューズを新調しなければならなかったのは誤算だったが、カネよりも健康である。まして、壊れた靴で足を痛めたら元も子もない。

白井運動公園での参加は初めてなので、悩ましいのは足の確保である。安心なのは市役所に車を止めて送迎バスを利用することだが、歩くと1時間近くかかる。バスが出るのは10kmのゴール後なので、大汗をかいて歩くのも待つのも厄介である。

運動公園周辺がマラソンコースなので、車も送迎バスもレース終了まで移動できない。その上、運動公園への進入路が狭くて渋滞は必至である。

5kmのゴールから交通規制解除まで、1時間半くらい見込まなければならない。その間に市役所まで歩けそうなので、市役所に駐車して往きは送迎バス、帰りは歩くことにした。

当日は何週間ぶりの雨のない週末、とはいえ最高気温30℃が予想される少しハードなコンディション。予定通り市役所の駐車場に車を止めて、送迎バスで会場に向かう。バスは立つ人が少しいたくらいだが、どうやら送迎バス利用が多数派だったようだ。

運動公園に着くと、すでに陸上競技場には大勢の人が集まっていた。芝生の上にはレジャーテントやレジャーシートが広げられ、トラックではたくさんの子供達や大人がウォーミングアップしている。

検温して、当日のチェックシートを提出。引き換えに、参加賞のTシャツと梨が手渡される。奥さんが一緒だったので荷物を預けて走れるが、ひとりで来る時は考えなくてはならない。いくらなんでも梨を持って走るのはきつい。(レジャーシートを敷いて荷物を置いておく人が多かったようだ)

スタンドに行ってみたのだが、奥さんが照り返しがきつくてつらいと言うので、バックストレッチ側に移動して芝生に腰を下ろす。9時から開会式、それが終わると小学生2km、親子2kmである。スタートが3コーナーなので、バック側に陣取ったのはよかった。

小学生・親子のレースを見ていたら、早くも先頭が競技場に戻ってきた。スタートとゴールが時間的に重なるのでどうするのかと思っていたら、親子組はスタートを待機している5kmの人達の外、8コースを走るように指示されていた。5kmもそうなるのだろうか。

9時50分、5kmのスタートとなった。自分が遅いのは分かっているので、いちばん後ろに並んだつもりなのだが、ギリギリに来る人達もいてさらに後ろからスタートした人達もいた。すぐに抜かれる。

それは予想した通りなのだが、逆に、前を走っている人が遅すぎて、抜かないとぶつかりそうになるのは予想していなかった。コースが狭い上に、道路の真ん中から左側を走るよう指示されるからである。

その理由はすぐに分かった。5kmコースは往復同じコースを走るために、すぐに折り返した先頭集団が来てしまうのだ。私の走るペースだと、1km過ぎたくらいでもう先頭集団とすれ違うことになる。

28年ぶりに地元の白井梨マラソンに参加した。

集団から離れることもなく、常に前後に人がいる状況で1kmを過ぎる。コースは運動公園進入路から右に折れて、市営プールの前を走る。

特に息が切れることもなく、1.5kmを通過した。少しつらいのは、自分のペースで走れないことで、前が詰まるとペースを落とすしかない。このあたりからすでに折り返した集団が増えてきて、2列縦隊でしか走れない。

グループでまとまってのんびり走る組とか、折り返し前なのにすでに歩いている人を抜いて行く。抜かれることは想定していたが、抜くことは想定していなかった。それでも、息が切れるほどではないし、直射日光がきつい割には汗も多くない。

家の周りやこのコースの試走では、半分走るまでに汗びっしょりになり、フェイスタオルを出して拭かなくてはならなかった。ところが本番では、30℃の予想最高気温だというのに、それほど汗をかかない。緊張しているのだろうか。

番外札所・河原子堂で右折して折り返し地点に向かう。それほどきつくないのは、周囲に人がいてペースが上がらないせいだろう。後ろにどれくらい人がいるか気になっていたが、折り返してみるとまだ何十人かいて最後尾まで数百mある。

折り返した後にペースを上げる人もいてこの後何人かに抜かれたが、自分のペースはそれほど落ちていなかったと思う。このあたりからは、折り返し前から近くにいてペースが似た人を目標にした。

帰りの市営プール付近、残り1.5kmあたりからだらだらとした登り坂が続き、さすがに息が切れる。足も上がらなくなってきたが、目標にした人から遅れないようにがんばった。やがて運動公園競技場が見えてくる。

入場門からトラックに戻る。グラウンドに入ると、奥さんがいて「がんばれー」と声援してくれた。後から聞いたら、昔より余裕の走りだったそうである。

1コーナーに戻るので、トラックを残り4分の3周する。すでに10km参加選手はスタート付近に集まっていて、5kmの遅い組は小学生・親子と同様8コースに誘導される。そのままトラックの外側を通って、スタンド正面の「FINISH」門がゴールとなる。

ゴールしてしばらく先にテントがあり、ここで計測チップを外す。引き換えに、冷えたミネラルウォーターのペットボトルをいただける。これはうれしい。奥さんに預けた荷物にも水筒を用意していたけれど、キャップを開けてまず喉をうるおした。

手許で測ったタイムは36分06秒。想定した40分よりかなり早く走ることができた。そして、28年前に走った時から3分も遅れていない。それよりも、余裕をもって完走できたのはわれながら上出来である。

日陰に入って一休みしていると、スタートした10km組が走ってきた。走る列がずっと続いて、真ん中あたりからは歩いているのとたいして変わらない。5kmでも苦労したくらいだから、後ろからスタートした人はペースに乗るのにかなり苦労しそうだ。

最終レースの中学生3kmを見ながら、市役所に戻る道を歩く。同じような考えなのか、歩いて会場を後にする家族を何組か見かけた。この頃になるとますます日差しはきつくなり、ゴール後に着替えたTシャツが市役所に戻るまでまた汗みどろになった。

[Oct 5, 2022]

レース当日は最高気温予想で30℃という夏並みの天気。参加者は昔と比べてずいぶん多くなりました。

トラックへの出入りは1コーナー入場門から。3コーナーからスタート、半周してコースに出て、ゴールは3/4周してスタンド前でフィニッシュ。