073 金邦夫「すぐそこにある遭難事故」 [Jul 19, 2019]

山岳事故の記録は折に触れて読むようにしているが、救助もするし文章も得意という人はそれほど多くない。すぐ頭に浮かぶのは羽根田治氏と金副隊長で、金副隊長の書いたものには、よく知っている道が頻繁に出てくるので興味深く読ませていただいている。 “073 金邦夫「すぐそこにある遭難事故」 [Jul 19, 2019]” の続きを読む

123 尚順「古酒の話」 [Oct 12, 2018]

先日「細雪」を読んだ後味があまりよくなかったのと、書かれた時期がほぼ同じということもあって、この小作品を読み返したくなった。

尚順は名前から明らかなように琉球王家の末裔である。旧華族制度では男爵に列せられるが、この人の場合男爵というより、古くからの琉球貴族の尊称である「松山王子」(英国のPrince of Walesに相当)や「松山御殿(うどぅん)」の名前がふさわしい。 “123 尚順「古酒の話」 [Oct 12, 2018]” の続きを読む

368 山本一成「人工知能はどのようにして名人を超えたのか?」 [Jun 22, 2018]

今年に入っての新たな体験を一つあげろと言われれば、将棋のインターネット中継を多く見るようになったことである。日曜日のNHK杯中継は以前から見ていたのだけれど、ネットでこれだけの中継が、しかも無料で流されているとは知らなかった。そして、ネット中継の目玉の一つが、ソフトによる形勢判断がリアルタイムで出力されることである。 “368 山本一成「人工知能はどのようにして名人を超えたのか?」 [Jun 22, 2018]” の続きを読む

168 種田山頭火「行乞記・一草庵日記」 [Apr 27, 2018]

この間書いたことだが、小中学校の国語の教科書すべてに作品が載っているのは、明治以降の俳句では山頭火だけだそうである。日本全国で芭蕉の次に句碑が多く立っているのも山頭火であると思われる。あと100年経ったら、俳句で名前が残っているのは芭蕉、一茶と山頭火だけになるかもしれない。 “168 種田山頭火「行乞記・一草庵日記」 [Apr 27, 2018]” の続きを読む