
ランニング編 走ることが毎日の生活となってきたため、独立させました。
赤羽さくらマラソン'26
守谷ハーフマラソンがいろんな意味で不満だったので、シーズン最後に急きょ1レース追加登録した。5月以降の大会であればいろいろ選択肢があったが、遅くなればなるほど気温が上がる。できれば涼しいうちに走りたい。
ということで選んだのは4月4日の赤羽さくらマラソン。河川敷の堤防を走るのはUPRUNの怖い記憶があるが、参加者千人の大会に競輪する自転車もいないだろうとエントリーした。
3月下旬を過ぎると走るのに適した気温ではなく、天気予報では最高気温20℃の予想。さらに、川沿いの堤防の上で照り返しがきついし、風も吹き抜けるので走りやすいとはいえない。加えて低気圧の接近で、午後から雨と強い南風が見込まれる。
とはいえ、DNFでシーズン終えるのも寂しいので、心配はあるけれど走ることにした。
4月4日土曜日。受付は10時45分まで、スタートは11時である。あまり早く着いても屋外で待つことになるので、8時に家を出る。
コンディションが絶好とはいえないので、タイムにこだわるつもりはない。とはいえ目標はある。2年前のUPRUN、4月の河川敷堤防で出した2時間45分と、昨秋の将門マラソン、足が攣って再三歩いた2時間44分より早くゴールしたい。これは無理のない目標と思われる。
そして、途中経過でこの目標がクリアできそうなら、1分でも早くとは考えず、最後まで余力を残して残り1kmでビルドアップしたい。もちろんコンディション次第だが、予報通り南風ならラスト向かい風にはならない。
4月に入ると雨であまり走れなかったが、前日ようやく快晴になり最終準備で5km走った。心拍数もそれほど上げないで走ることができた。あとはレースで他のランナーに迷惑をかけないよう、妙に対抗しないようマイペースで行くだけである。
考えてみると赤羽で下車するのは、70年近くで初めてである。もちろん通ったことは何回もある。2つ先の西川口はオートレースで何十回行った。そういえば、江戸川も多摩川も平和島も行ったことがあるけれど、今回のコース近くにある戸田競艇には行ったことがない。そんなことを考えながら、駅から荒川まで歩いた。
駅から会場までの経路は、荒川河川敷なので見当が付くが、商店街の中からそれらしき人達が歩いていくので付いて行けば大丈夫。揃って厚底のランニングシューズなのは、マラソン大会以外ありえない。無事に荒川河川敷に到着した。
午前10時の時点では雲は厚いものの、雨は降っていない。マラソン大会以外にも、お花見の人達やグラウンドで野球する少年たちとその父兄で河川敷はにぎやかだ。桜も芝桜も見事に満開である。
荒川河川敷到着時点ではまだ雨は降っていない。桜と芝桜がきれい、京浜東北線の鉄橋下がスタート/ゴール。
ゼッケンと計測チップは当日受付で手渡し。郵送費用が節約できる。

荷物置き場がかなり埋まっていたので、最上部のブルーシートにリュックを置いて受付へ。
今節のマラソン大会はゼッケンと記念品の事前送付がデフォルトだが、こちらは当日受付。千人の参加者でも、郵送費だけで約20万円かかる。当日配付ならバイト料数万円で済むし、他の仕事もしてもらえる。記念品は希望者のみで、参加費は約3千円。こうやって経費を節減してくれるのは助かる。
リュックの場所に戻ってゼッケンをランTに固定した後、持参したあんパンで栄養補給。その間に放送があった。「すぐに雨が降る予報です。お渡ししたビニール袋に荷物を入れて、濡れないようにして下さい」なかなか気が利いている。ゴミ袋を持ってきてあるが、ビニール袋は多いほど安心である。
そうしている間に、ぽつぽつ降ってきた。「雨は午後からの予報なのに」「この後ずっと雨ですかね」とみなさん気がかりな様子である。スタートも迫っているので、鉄橋下まで下り男子トイレの列に並んで時間調整。すぐにスリークォーターのスタート時間になった。
鉄橋下であわただしく準備体操。スリークォーターのランナーを見送ってスタート地点へ。結構並んでいる。この天気なのでビニールのポンチョを付けたランナーも何人かいる。あっと言う間に3分前、2分前、1分前となり、スタート。あわててガーミンを押す。
赤羽マラソンのハーフコースは10kmを2周する。まず戸田側に約2.5kmさかのぼり、新幹線(埼京線)の鉄橋前で折返す。右側はゴルフ場で、カキーンという金属音が断続的に聞こえる。上流に向かうので若干の登り坂だし、雨が降るのでやや走りにくい。まだ水たまりはできていない。
ガーミンの1km表示は7'09"。かなり速い。もっとも、最近の練習は20℃ほどだったのに、この日は12~13℃だったのではないだろうか。加えて冷たい雨で風もあり、体感温度は10℃くらいである。ともかく、勝負は後半。意識してペースを落とす。女性ランナーにも次々抜かれるが、マイペースを心掛ける。
いつもどおりガーミンの表示を心拍数に固定。とりあえず143。練習では130台前半なのだが、冷たい雨というコンディションではやむを得ないところか。何ヶ所かスロープをやり過ごし、給水所を過ぎてしばらくすると西側折返しである。まだ給水を取るタイミングではない。
1周目はまず景色を覚えること、そして心拍数をできるだけ上げないことである。何度か心拍数を確認するが140台が続いている。150台にならないだけまだましか。将門マラソンの時は、同じように冷たい雨で、最初からずっと150台だった。
戸田側に走る時は、川上なので登っていると思っていたが、折り返しても登り坂である。どちらからでも登り坂はありえないから、登ったり下ったりしているのだろう。下りは楽で登りはきついから、きつい所の記憶が残ってずっと登りに感じるに違いない。
距離表示はちゃんとしたポールに、1周目・2周目・3周目それぞれ何kmと書いてある。なかなか運営がしっかりしている。UPRUNは1周目しか書いていないし、紙で貼ってあるだけであった。コースもUPRUNよりかなり広めだし、ゴルフ場の送迎車はランナーのいる間止めている。
京浜東北線の鉄橋が見えてきた。5kmのガーミンが鳴る。35'14"。1kmのペースよりさらに速い。まるで冬場のタイムである。周りのランナーにはどんどん抜いてもらっているのに、まだ想定タイムより速い。もう少し控えないと、後半バテてしまう。
スタート地点を過ぎて1kmほど走ると、岩渕水門に向けての登り坂である。雨はすでに本降りで、上から川になって流れてくる。左側通行だが、左は水たまりなので中央に寄らざるを得ない。
まだ1周目なのに、すでにここで歩き出すランナーもいる。登りもきついし、水たまりと川は避けたいので仕方のないところか。私は何とか足を動かし続けて坂の頂点まで来た。ここから岩渕水門の堰堤を渡って向こう側へ。下を流れるのは荒川から分岐した隅田川である。
雨が強いので野球の子供達が引き上げる自転車が何台も走る。だがUPRUNの時ほど狭くないし、競輪する訳でもない。危ないと感じることはまったくない。
芝生の斜面にブルーシートを敷き、荷物置き場兼待機場所にしている。「雨予報なので。お渡ししたビニール袋に包んで下さい」との放送があったが、そのとおりびしょ濡れになった。
スリークォーターのスタート時刻には、すでに雨。厳しいレースになった。
岩渕水門から数百m進むと東側の折返し。西側と同様、折返しの少し前に給水所がある。ここも給水は取らない。普段の練習でも10kmまでは取らないし、この日は気温が低く汗もかいていない。ただ、ランパンに入れてある汗拭きタオルはびしょびしょである。汗でなく雨のせいである。
東側の折返しを回ると、雨が小降りになった。やや空が明るくなったような気がする。雲の切れ目から薄く日が覗き、とたんにむっとした空気になる。即座に汗が吹き出す。雨降りもいやだが、暑いのも嫌だ。
岩渕水門の下り坂を下り、1周目終わりの京浜東北線鉄橋が見えてきた。その前で10km、71分台。速いというより速すぎる。前半スローペースのつもりが、まったくスローペースになっていない。雨降りなのでゆっくり走ろうとしても難しいけれど、冬並みのタイムは後半バテる心配がある。
とはいえ、心拍数は相変わらず140台。将門マラソンではスタートから10kmまで150台が続いたので、その時ほどではないと思うことにする。さらに暑くなるかもしれないので、ここでスポドリを補給。次いで、塩タブレットの補給があったのでいただく。
そうやって気温が上がる心配をしていたのに、再び暗くなって冷たい雨になる。ゴルフ場も東屋の前に十何台カートが止まっていたので、みなさん雨宿りしていたのだろう。すでに汗拭きタオルも含めて全身ずぶ濡れだし、もともと20℃超を想定して薄着である。こうなると冷えるのが心配だ。
2周目の西側折返し。立ち止まって折返しポールを記念撮影。係の人に「止まると体冷えるよ」と言われた。おそらく走っているランナーより、立って見ているスタッフの方が寒かったはずである。少し前の岩渕水門で薄日が差してきたのに、短時間でまた変わってしまった。
それでも、足はそこそこ動いて4分の3周の京浜東北線鉄橋下。この頃になると速いランナーや10kmの部(クォーター)はゴールインして、まだ走っている人は目立って少なくなる。15kmのラップタイムは109分台。守谷の15kmと大体同じだ。
あの時は4分のロスタイム、今回は1分ほどなので実際には遅いのだけれど、このまま行けば2時間半を少々超えるくらいでゴールできそうだ。事前の作戦どおり、ここから完走目標で安全に走る。とはいっても、雨はすでにざーざー降りでグラウンドでは誰も野球していないし、コースも半分水たまりである。
岩渕水門の登り坂は、1周目より歩く人が多く2列になっている。さらに右側を抜いて行くけれど、私のペースだって歩くくらいである。堰堤のわずかな登り下りが足腰に響く。この頃になって、ふくらはぎがぴくぴく細かく揺れるのが気になってきた。
これがひどくなれば足が攣る。けれど心拍数は150をずっと下回っている。心拍数のせいではなく、体全体が濡れて冷えているのが原因と思われた。ランパンのポケットに入れてあった汗拭きタオルを出して手に持つ。こうして少しでも冷える要因を少なくしなければならない。
東側折返しの給水は、スポドリと水を両方補給する。足が攣りかけているのは冷えのせいで水分不足はおそらく関係ないが、ここが最後の給水所である。折返しでまた記念撮影。今度は誰も何も言わなかった。
ハーフのスタート時刻は11時。すでに本降りで雨支度にポンチョの人も何人かいた。
西側折返しはゴルフ場沿い。2周目なのでランナーも少なくなっている。「止まると体冷えるよ」と言われた。
最後の折返しを過ぎて残り2.5km。岩渕水門先の下り坂から残り1kmくらいラストスパートしたいが、少し前からふくらはぎがぴくぴくして攣りそうな気配。心拍数も140台で推移しているが、ここは安全第一。目標タイムはクリアできそうなので、無理はしない。
このあたりからすれ違うランナーはハーフ2時間半以上だから、あまり速そうな人はいない。歩いている人が半分以上で、連れのランナーと大丈夫かと話している。他人のことよりわが身の心配。ともかく右足と左足を交互に出す。息は苦しくないが、足が攣りそうなことだけが心配である。
岩渕水門のわずかな登りを苦労して登り、ようやく下り坂。残り1km。練習だとビルドアップするのだが、とてもそんな余裕はない。仮に前半抑えて進められたとしても、これだけ体が冷えては無理だったろう。やっぱり雨予報のレースは避けるべきだったか。
歩くように進むランナーの背中が近づいてきた。普段だったら間違いなく抜くが、思い直して足並みを揃え、すぐ後ろを同じペースで進む。少し前からふくらはぎが半分攣っている。止まらない、歩かないだけましである。後ろから来るランナーに抜かれるのは仕方がない。
ようやく京浜東北線の鉄橋が近づいた。20kmのラップタイムは8'01"、21kmは7'43"である。とてもビルドアップとはいえないが、ともかく7分台後半でゴールできたのはよかった。ゴールして左にコースを外れて記録証発行所へ。タイムは2°38'30"、ネットだと約1分少ない。目標タイム達成である。
4月という時期、このコンディションで上出来と言っていいだろう。最高気温20℃の予報にもかかわらず、14℃ほどだったのも結果的に恵まれた。今シーズンベストだし、守谷で関門にかからなければ大体この時間でゴールできたと思われる。無理して1大会追加しただけのことはあった。
記録証をいただいて、帰るまでが一苦労だった。雨はひどいし、風は強いしで、一度は傘が飛ばされてあわてた。更衣室がどこか分からなかったし、あったとしても激混みでしかも濡れるものと思われた。
ペットボトルで水分補給し、傘を差したまま、濡れたランT、ランパンの上に濡れたジャージを着て、あわただしく帰り支度。その間に左足、右足と攣ったがツボを押さえて懸命にこらえる。幸い、歩ける程度には回復した。
全身びしょ濡れで電車に乗るのもつらいので、赤羽岩渕にある岩の湯を目指す。この日は営業開始を早めると書いてあった。マラソン帰りで混んでいるのは間違いないが、温まって着替えられれば状況は改善するだろう。
案の定混んでいて、脱衣所には二十数人いたけれど、浴場に入るとそれほどではなかった。お湯はえらく熱くて入る場所を選ばなければならなかったが、その分どんどん入れ替わるので次第に空いてきた。お湯の中でふくらはぎと足裏をマッサージする。
長風呂するとのぼせるのでそこそこにして脱衣所へ。風呂場は空いているが脱衣所は混んでいる。その上、座る場所が3人分しかない。立ったまま着替え、立ったまま荷物整理して、そのまま帰る。入口で濡れたシューズを履き替えて、ようやく人心地ついた。
しかしこのまま無事に帰れた訳ではなかった。銭湯で休めず赤羽駅まで歩いて、京浜東北線に乗って優先席に座った途端に気が遠くなった。
2年前、UPRUNの後やはり銭湯に行き、脱衣所で具合が悪くなったのと同じ状況である。肩で息をする状態で頭が重くなり、顔を上げることもできない。電車が揺れて、頭から床に突っ込んだ。1年前に公園でメガネを壊した時と同じである。
日暮里で何とか下りて、ホームの床に直に腰を下ろして休む。涼しい風が吹いてきて、少しずつ意識が戻って来た。どうにか立ち上がり、京成線に乗り換える。この時日暮里駅のコンコース全体が白く光って見えた。2年前の栄マラソンゴール後と同じ状況である。
幸い、次に来た京成線は各駅停車で、座ることができた。具合も京浜東北線ほどひどくはなく、顔を上げて座ることができる程度に回復した。高砂で乗り換えて、ようやくわが千葉ニュータウンへの北総線に乗ることができた。
昨シーズンも今シーズンも、ハーフマラソンの後バテたり足が攣ったりするのはあったけれど、これほどひどい状態になるのは2年前以来である。まだまだ練習が足りないせいか、コンディションがそれだけきつかったということだろうか。
夜は足裏とふくらはぎが痛み、疲れているのに眠れない。バンテリンを塗ってもおさまらず、ロキソニンを飲んでようやく痛みが遠のき眠ることができた。タイムはほぼ満足できたが、余力をもってゴールする目標は達成できなかったのである。
[Apr 8, 2026]
東側折返しは岩渕水門の先。2周目は冷たい雨がざーざー降りで、水たまりでかなり走りにくかった。スタッフの皆さんお疲れ様でした。
降雨の厳しいコンディションだったが、ネット2時間37分台は上出来。傘を差しながら着替えることもできず、濡れたランT、ランパンの上にジャージを着て銭湯に向かう。

次の記事
次の記事
次の記事
LINK
ページ先頭に戻る ← RUNNING2026(1) せいうち日記総合目次